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おぢばにおかえり
第五十四話 最後の学期になってその二十二

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「そういうものでしょ、ちっちだって間違えるでしょ」
「それはね」
 何度も、数え切れないだけそうしてきました。それで後悔したこと反省したことが一体どれだけあったのか。
「あったわ」
「だから先輩もなのよ」
「そうしたものなのね」
「そうよ、誰だってよ」
「そうしたものなの」
「ただ普段の長池先輩が尊敬出来る人ってことはね」
 このことはといいますと。
「私もそうだと思うわ」
「そう言ってくれるのね」
「私にも凄く優しくて色々丁寧に教えてくれたし」
「本来の先輩はそうした方よね」
「間違いなくね、そう思うわ」
「やっぱりそうよね」
「今も大学で元気にやっておられるし」
「時々お会いするけれど」
 阿波野君が先輩に言った時もそうでした。
「お元気そうよ」
「それは何よりね」
「高井先輩と佐野先輩もおぢばにおられるし」
「そうよね、そういえば高井先輩って」
「どうしたの?」
「この前お見掛けしたら前以上に美人になられててびっくりしたわ」
 こう私に言ってきました。
「高校時代からそうだったけれど」
「確かにあの先輩凄い美人よね」
「長池先輩も美人だけれど」
「あの人もびっくりする位美人よね」
「アイドル級よね」
「本当にね」
「おみちの人って美人さん多いけれど」
 このことは事実です、奥華なんか大教会長さんの奥さんも平野の方の教会の奥さんも美人さんですし他にも美人さんが大勢おられます。
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