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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第三百七十八話 困難に打ち勝つその三

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「ここは私はサポートに回らせてもらいます」
「俺もだよ」 
 仲代は香川に続いた。
「そしてね」
「私達の訓練や戦闘のですか」
「サポートをさせてもらうよ」
「そうしてくれますか」
「是非共ね」
 仲代は友奈に笑顔で答えた、そして二人も松山の街を歩き回ったが香川は一通り歩き回ってから勇者部の少女達に話した。
「皆さんは市街戦の経験は」
「街での戦いですね」
「はい、そちらの経験はおありでしょうか」
「実はモンスターが出るまでは」
 園子が答えた。
「なかったです」
「やはりそうですか」
「私達はずっと異空間といいますか」
「この世界とは違う場所で、ですね」
「戦っていまして」
「街ではないですね」
「街みたいな複雑な場所では」
 こう香川に答えた。
「戦ってこなかったです」
「そうですね、ではです」
「では?」
「もっと街を歩いて下さい」
「歩いたらいいんですか」
「はい、街を」
 香川は園子そして他の少女達に穏やかな声で話した。
「歩いて下さい」
「あの、戦闘訓練は」
 樹が少し首を傾げさせつつ園子に問うた。
「そちらは」
「そちらも行いますが」
「街を歩くこともですか」
「遊びで回る様にして」
 そしてというのだ。
「歩いて下さい」
「遊びですか」
「言うなら散歩の様に」
「そうして歩くことですか」
「はい、歩けば」
 街の中をというのだ。
「街の中を自然に見て街を知って」
「そうなってですか」
「その中で自然に動ける様になるので」
「だからですか」
「市街戦は街を知ることです」
 このことが重要だというのだ。
「ですから」
「今の私達はですか」
「街を歩くこともです」
「していくことですね」
「そうです、スサノオは何処で戦いを仕掛けるかわかりませんが」
「街での戦いもですね」
「考えられるので」
 それ故にというのだ。
「その様にして下さい」
「わかりました」
 少女達は香川の言葉に頷いてそのうえで街の中を歩いていくこともした。それはライダー達もだったが。
 城戸はその中でこんなことを言った。
「四国の街は東京よりもな」
「入り組んでないよね」
「ああ、すっきりしてるな」
 こう東條に返した。
「どうもな」
「多分東京がね」
「入り組み過ぎてるんだな」
「何処もね」
「そうだよな、人が多くてな」
「もう何もかもがね」
「入り組んでいてな」
 城戸はまた言った。
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