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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第36話
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ボニアが位置する方向に視線を向け
「どうかされたのですか、エイドスさん。」
エイドスの護衛としてエイドスの付き添いをしていたリースはエイドスに訊ねた。
「…………先程エレボニア方面の霊脈が瘴気――――――いえ、”呪い”に侵された事を確認しました。…………恐らく今頃クレハさんやノイさん、お母様も感じ取っているでしょう。」
「んなっ!?エレボニア方面の霊脈が”呪い”に侵されたって事は、”鋼の聖女”から話を聞いたエステルちゃん達の話にあった…………!」
「副長達が阻止しようとしていた”巨イナル黄昏”が始まってしまったのですか…………!」
エイドスの説明を聞いたリース同様エイドスの付き添いをしていたケビンは驚いた後リースと共に真剣な表情を浮かべた。

「――――――ケビンさん、リースさん。買い物は中止です。”巨イナル黄昏”による”呪い”がこれ以上広がらない為にも、私達がエレボニア方面の霊脈から広がってくる”呪い”を防ぐ為に結界の儀式をして霊脈に結界を施しますのですぐにリベール王国に私やお母様達がリベールの霊脈の中心地で儀式をする許可を取ってください!それとメンフィル・クロスベル連合にも――――――いえ、”エレボニア以外の西ゼムリアの全国家、自治州”からリベールと同様の許可を取ってください!」
「了解しました…………!」
「はい…………!」
エイドスの指示にケビンとリースは力強く頷きそれぞれ慌ただしい様子で通信を開始し
「…………――――――私が人々の希望の為に与えた”至宝”が原因でかつて私達が守った世界を終わらせると言った私達のした事まで無駄にしてしまうような事は”私達”が絶対にさせません。だから貴方は安心してゆっくりと休みなさい―――――”大地の聖獣アルグレス”。」
決意の表情を浮かべてエレボニア方面に視線を向けたエイドスは”巨イナル黄昏”の発動と同時に命を落とした自身の眷属に祈りを捧げた――――――


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