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星河の覇皇
第七十一部第五章 組み入れその五
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「中央警察はです」
「各国の国境に拘束されない」
「自由に動けますね」
「中央政府軍も同じ」
「では」
「これからの国境警備は」
 まさにというのだ。
「中央政府軍も担当して」
「各国軍が出来ないことをしていく」
「そうしていきますね」
 八条は背広組の一人と話もした、そしてだった。八条はあらためて言った。
「こうした軍隊、警察は必要でしたが」
「それが、ですね」
「創設が遅れましたね」
「中央政府軍は最近で」
「中央警察も百年前でした」
「そう考えていきますと」
「連合は他国に比べてまとまりがないです」
 八条も痛感していることだ、中央政府の人間として。
「中央政府の権限はようやく普通になりました」
「他の国と同じレベルにですね」
「ようやく至りましたね」
「中央政府軍の設立を迎えて」
「ようやくですね」
「そう思います、ですが今は出来ましたので」
 だからというのだ。
「有効に機能させていきましょう」
「国境ですね」
「国境の警備ですね」
「それをしていきますね」
「これからも」
「はい、そしてこれから外縁部はです」
 外縁部の存在はこれからもある、宇宙の広さはあまりにもであり連合は銀河系の大半を領土にしているがまだそれでも銀河系だけでもまだ領土にしていない星系が銀河系にも無数に存在しているのだ。
 それでだ、外縁部の存在はまだ終わっていないのだ。
「不法出国者が相当減り」
「これまでよりはですね」
「領土とする時に揉めごとは減りますね」
「海賊やテロリストの根幹がないので」
「だからですね」
「そうです、かなり楽になります」
 不法出国者が出なくなってというのだ。
「このことも期待出来ます」
「とかく不法出国者を出さないことですね」
「まずはそれからですね」
「それを果たすこと」
「それからですね」
「ですから国境警備はより、です」 
 まさにというのだ。
「厳重にして不法出国者を出すべきではないですね」
「それが先決ですね」
「何といっても」
「不法出国者が出ないだけの国境警備を行う」
「それが重要ですね」
「しかも他の知的生命体もです」
 彼等にはまだ遭遇していない、だが彼等のことが頭から離れたことは一度もない。連合の中で
とりわけだ。
「彼等と遭遇すれば」
「若しかしたら」
「その場合はですね」
「攻撃的であった場合は」
「その場合はですね」
「確かな警護でなければ」
「侵略される可能性があります」
 連合が常に抱いている危惧だ、建国から千年まだそうしたことはないが。
「今はまだ遭遇していませんが」
「連合の外には」
「わかっている限りそうした存在はいませんね」
「調査した星系には」
 まだ領土にしていない新たに
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