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星河の覇皇
第七十一部第五章 組み入れその四

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「各国軍と中央軍、共にとなり」
「警備の数も増えますし」
「さらにいいですね」
「警備も数ですから」
「余計に」
「そう思います、私も」 
 八条自身もというのだ、彼は国境警備についても考えていた。
「これから連合の国境問題もかなり変わります」
「不法出国者が相当に減り」
「そうして」
「出来れば完全になくしたいですが」
 八条は理想も述べた。
「しかしそれはです」
「難しいですね」
「警備の地域も広いので」
「それはどうしてもですね」
「完全にとはいかないですね」
「現実は。そうしたことを生業にする者達もいますし」
 暴力団等の闇の勢力だ、こうした存在もまた連合の問題の一つで多くの者が誤を悩ませ続けている。
「中々です」
「完全にはですね」
「なくせるかといいますと」
「やはり困難ですね」
「現実としては」
「そうです、しかしです」
 それでもというのだ。
「その理想をです」
「何とかですね」
「実現していきますか」
「我々も」
「それを目指していくべきですか」
「完全、完璧を目指し」
 そしてというのだ。
「ことを進めてこそですから」
「何かが成りますね」
「世の中は完全にはなり得ないものですが」
「それを目指してこそ何かが出来る」
「政治もまた、ですね」
「それが実現出来ずとも」
 完全を目指しその完全に至ることが出来なくてもというのだ。
「最大限のことが出来ます」
「頂点を目指し辿り着けなかったところでどうすべきか」
「それもですね」
「まさにです」
「人は頂点に達することはです」
 政治の世界においてというのだ。
「中々容易ではないことがです」
「現実ですね」
「実際のところ」
「しかしそこをどうするのか」
「それが問題ですね」
「最低限にすることがです」
 ゼロを目指してだ。
「それが政治でもありますので」
「それを果たす為にも」
「国境には、ですね」
「今後は中央政府軍も配備され」
「連合の国境全体を見ますね」
「そうなります、各国ごとの国境だけでなく」
 まさにというのだ。
「連合全体としてです」
「国境を見てそのうえで」
「動けますので」
 各国のそれに拘束されずにだ。
「そこが大きいですね」
「まさに」
「警察もそうですが」
 連合には二つの警察がある、各国の所轄の警察と中央政府が所轄の警察だ。大きく分けて二つの警察が存在しているのだ。
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