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ヘルウェルティア魔術学院物語
第三話「魔術学院本校1年Gクラス」
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クラスの前で止まった。

「全員いるな?俺はお前らGクラスの担任となったディートハルトだ。家名はあるが別に覚える必要はないからな。まあ、言うつもりもないしな」

Gクラスの担任と名乗った男は一言でいえば暗い人だった。ぼさぼさの黒髪に目の下には真っ黒い隈を作っている。髭も整えているようには見えず生えっぱなしであった。これで服が穢ければ浮浪者その者だが服は普通でそれが余計にディートハルト先生を目立たせている。

「早速お前らのクラスに行くからちゃんと道を覚えろよ」

ディートハルト先生はそれだけ言うとさっさと歩いていく。俺たちは慌ててその後を追いかけていくが途中他クラス、それもA、B、Cクラスとすれ違った時はなぜかこちらを見下しているような視線を多く感じたが今の俺にはそれが何なのか全く分からなかった。

体育館を出て校舎…と言う名の城に入る。何も知らない人が見れば魔術学院の本校舎はどっからどう見ても王様とかが住んでいる城にしか見えない。まあ、この国のトップは学院長らしいしその学院長がいるここが城と言っても問題ないかもしれないけど。

教室は二階にあるらしく階段を昇っていく。一応魔力で動く昇降機がこの学院にはあるらしいけど一般の生徒は使用しちゃいけないらしい。教師の手伝いや身体的欠陥のある人は利用できるらしい。

話はずれるが最近魔術が発展している国では魔力を用いた物が作られ、実用化されているらしい。ルグドゥヌムに立ち寄った時に住民から聞いた話だが共和国の首都パリスィに続く鉄道が二年後に開通すると言っていたな。丁度卒業の時期に開通か。遥か東方の連邦では大陸横断鉄道と呼ばれる長い距離を走る鉄道が八年前に開通したらしい。今では極東から送られてくる珍しい品が高値で売れてそれが連邦の収入にもなっているとか。残念ながら俺は極東の品を見た事がないためよく分からないが。

そんな事を考えているとどうやら教室についたらしくある一つの部屋の前で止まった。けど、教室と言うよりは物置に近いに感じる。だって中には木箱が天井近くまで積み上げられその間を縫うように机や椅子が置かれている。物置と教室を一緒に空間にしたような、そんな部屋だった。

「ここがお前らGクラスの教室だ。直ぐに説明をするから取り合えず全員中に入れ」

俺も含めたクラスメイトが茫然としていると横からディートハルト先生が声をかけてくる。先生も不快なのか顔をしかめつつも最初に入っていく。俺たちも慌てて中に入る。

「さて、勘の悪い奴でも流石に気付いているだろうがお前らGクラスの生徒は学院では落ちこぼれとして扱われる」

教室に入りそれぞれ好きな席…と言っても木箱の量が多く更にその隙間に机や椅子を押し込むように入れてあったため座る事は出来ず机の上に座る形となった。…なんか、学級崩壊
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