暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第1部〜崩壊する楽園〜
最終回『無間』
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の言っていたことって本当?」
「北岡先生が?」
「うん。」
フェイトの回想に入る。

「負けるように頼まれた!?」
「一体どういうことですか!」
チームディロードは北岡に抗議していた。
「俺だって勝とうと考えていたさ。でも雅は俺に頼んだんだよ。罪を償う為に、罪を犯した自分が英雄として祭りあげられないように、国の信頼の為に、敗訴して罰を受けたい、ってね。いくら俺がパーフェクトな弁護士でも、相手の意見は尊重しないといけない。それが原因で国選弁護人の資格を失うわけにもいかないんだ。わかってよ。」
「そんなの、酷すぎませんか!」
「あのね、圭一君っていったっけ?酷すぎるのが世の中ってもんなの。確かに、君たちチームディロードは綺麗で輝いている。だけど、それだけが全てじゃないんだ。あのお人好しで馬鹿で単純な城戸だって、醜くて狡猾な部分があるんだ。俺はそれを地で生きているの。だから諦めてくれない?」

フェイトの回想は終わる。
「北岡先生、口外厳禁と言ったのに…」
雅は落胆する。
「まったく、本当にあんたらしいね。」
「本当です。」
アリサとすずかは呆れる。
「二人とも、どうした?」
「あんたは一度、ディロードドラゴンに殺されて、その時点で罪は消えたでしょう?」
「アリサ、生命活動を再開した場合はその範疇から外れる。これは法に明記してある。これが無いとオルフェノクがやりたい放題するからな。」
「そうなの…でも、これだけやったんだから、あんたはもうゆっくり休みなさい。」
「ということだ、凪風。今はあの独房で休め。」
劉鳳は雅を連れて出て行き、雅を独房に戻す。

雅の懲役刑は、雅自身の活動によって減刑され、本来より早い仮釈放となったが、無期限の仮釈放は無くならず、一生監視される生活となる。
「雅さん!」
「雅さん…」
「雅さん。」
「雅…」
沙都子、圭一、羽入、梨花が出所した雅を見て言う。
「みんな…」
雅を呟く。
「雅…お帰り!」
フェイトは雅に近づく。
「フェイト…みんな…ただいま。」
「あのね、雅の監視役、私達チームディロードで受けもつことになったの。」
「これからも、みんなで仲良く一緒に暮らせます!」
「ちゃんと私達の家も用意してありますわ。」
「だから、雅には帰る場所があるわ。」
チームディロードは雅に話し、チームディロードは歩いて帰路に向かう。すると、
「出て来たぞ!テロリストだ!」
「俺達の恨みを受け取れ!」
「簡単に許すと思うな!」
雅の出所を待っていた一般人が石を雅に投げつける。しかし、フェイトはラウンドシールドを展開してそれを防ぐ。
「雅、大丈夫?」
フェイトは質問する。
「大丈夫だ。だから守らないでいい。」
雅はフェイトの質問に答えると、そのまま石に当たりに行
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