第三百七十三話 海上での緒戦その九
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「実際に協力するとなるとな」
「やっぱりですね」
「違うんですね」
「そうだ」
「ですが」
リディは蘆原にどうかという顔で話した。
「皆さんは私達よりです」
「連携はか」
「出来ていましたが」
「ならいいがな」
「慣れている感じで」
「まあね、色々な世界の子達と一緒に戦ってきているから」
また氷川が話した。
「だからかな」
「それで、ですか」
「君みたいな戦闘スタイルの娘もいたし」
氷川はリディに話した。
「他の娘もね」
「では私もですか」
エリカも述べた。
「こうした戦闘スタイルの方が」
「うん、いたよ」
「そうなのですね」
「どの娘にもそれぞれね」
「何というか」
氷川の話を聞いてだ、エリカは思いも寄らないという顔になった。そうしてこう彼に対して言った。
「そこまではです」
「色々な世界を巡っているとだよ」
「戦闘スタイルもですか」
「似ている子がいるからね」
「じゃあ私達もかな」
「そうかもな」
レイティアとフリッツも話した。
「それならな」
「いるかもね」
「ええ、いるわよ」
この二人には真魚が答えた。
「私も何人か心当たりあるから」
「私達それぞれに」
「そうなんだな」
「ええ、そしてね」
それにと言うのだった。
「動きも似ていたりするから」
「そう言われるとね」
レイティアは真魚の今の話から考える顔になって述べた。
「私も戦い方考えていかないとね」
「ああ、俺だってな」
フリッツもレイティアの言葉に頷いて言う。
「格闘スタイルが似てる奴がいてな」
「動きが同じだとな」
「そこから読まれたりするからな」
「ちょっとそこも考えてね」
「そうしてな」
そのうえでと言うのだった。
「戦っていかないとな」
「どうしてもね」
「うん、そこを考えて」
そしてとだ、氷川は二人にも話した。
「戦っていくといいよ」
「そうね、じゃあね」
「これからはそのことも課題だな」
「俺達もだよな」
クロヴァンも言った。
「そこはな」
「そうだ、君達もだ」
蘆原がクロヴァンに答えた。
「やはり戦い方が似ている子がいる」
「そうなんだな」
「そして攻撃パターンもだ」
それもというのだ。
「似ていたりしてだ」
「読まれたりするか」
「そうしたこともあるからな」
それでというのだ。
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