第三百七十三話 海上での緒戦その十
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「動きは考えていくことだ」
「若し敵に動きを読まれたら」
「厄介だしね」
ネサットとナタリーも話した。
「アンノウン達に知能はなくても」
「いつもそうとは限らないみたいだし」
「自分の行動をわかってパターンを増やすといい」
これが蘆原のアドバイスだった。
「そうするとだ」
「戦い方にバリエーションも出来てか」
「よりよく戦える」
「そうしたことですね」
「そうだ、俺達も戦い方を増やしていった」
ライダー達にしてもというのだ。
「だからだ」
「それならか」
「私達もですね」
「そうしていって」
「戦っていくといい」
是非にという言葉だった。
「そういうことだ」
「そうだよな、戦い方も数が多いとな」
ハヤトは蘆原のその言葉に頷いて言った。
「その分強くなるしな」
「ならいいな」
「はい、これからはです」
「連携だけでなくな」
それに加えてというのだ。
「戦いのバリエーションもだ」
「増やしていくことですね」
「そうしていくとな」
「より強くなって」
「アンノウン達にも有利に戦える」
そうなるというのだ。
「だからな」
「それじゃあ」
「これからも訓練をしていこう」
こう言ってだった、戦士達は激しい訓練を続けていった。それだけに食事の時も貴重なものになっていた。
アルフォンスはこの日の昼食のポトフを食べつつ言った。
「いや、ポトフはです」
「栄養補給に、ですね」
「凄くいいですから」
こう北條に話した。
「ですから」
「訓練中にもですね」
「本当にいいんですよ」
こう言うのだった。
「よく出してくれましたね」
「世界中の人が集まりますので」
クレアがアルフォンスに答えた。
「ですから」
「ポトフもですか」
「食堂のメニューにもありますし」
そしてというのだ。
「今もです」
「こうしてですね」
「作ってもらって」
そしてというのだ。
「食べています」
「作ったのは俺だよ」
津上が笑って言ってきた。
「ポトフも得意なんだ」
「あっ、津上さんレストランをやっておられて」
「それでね」
「ポトフもですか」
「メニューにあるから」
それでというのだ。
「今回も作ったんだ」
「そうだったんですね」
「あとね」
津上はさらに話した。
「サラダとフィレンツェステーキもね」
「そちらもですか」
「あと鮭のカルパッチョも」
こうした料理もというのだ。
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