暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百十二話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
一夏達が夕食に天下一品のこってりラーメンを食べているのと時を同じくして。

西サハラ地域。

先行建造エリア地下50メートル。

立方体の部屋の中で、奏が台の上の球体に手をかざしていた。

「IScoreType-OBSESSION起動」

<IScoreType-OBSESSION Prot1 set up>

ホロウィンドウが開き、奏の目の前に注意事項が表示される。

「承認」

<使用者・織斑奏の承認を確認。
被憑依システム起動完了。
プログラムの精査を完了。
カンファレンスのアクセスを確認。
カンファレンスの情報支援を確立。
カンファレンスが当機の参加を承認>

そして最後に。

<使用者は当機に憑依してください>

奏がコアに触れた。

「OBSESSION」

奏の体が光と化した。

怪異という量子生命体が、ISコアに憑りついた。

カンファレンスのバックアップを受け、奏が完全にISコアに憑依した。

「ほー…こんな風になるのか…」

奏の主観に於いては、空に浮いた自分の周りに幾重にもウィンドウが開いていた。

「暇な俺様としては、こっちの方がいいかもしれねぇな…」

テラリウム内の奏が手を振り、量子格納庫のロックを解除した。

「おもしれぇ物ばっかだな…」

奏の目の前にはワイヤーフレームで作られた3Dモデルが存在していた。

奏が念じれば、次の3Dモデルが表示される。

「これは……………鎧のボツ案か…」

奏がスクロールすると、出るわ出るわISのボツ案。

奏がコアの内部で色々やってる間。

「ひまー」

「ひまー」

「だ、そうですよ束お姉さん」

奏のいる部屋の隣。

呼ばれた束が椅子を回した。

「要するに三人とも暇なんだね?」

「「「だー」」」

束がホロウィンドウを叩く。

「んー……まぁ…こんなものかな…」

束がアタッシュケースを三つ量子展開した。

「その中にエアガン入ってるから遊んできなよ。
上の階が資材置き場になってるからさ」

「いいの?」

「魔法は使っていいの?」

と円香、エレンの順で束に質問した。

「魔法に関しては三人で決めてね。BB弾も中に入ってるから」

束がそう言うと、エレンと円香が駆け出した。

「りーちゃん、よろしく」

「まぁ、私達なら鉄パイプが落ちてきても死にはしないでしょうしね」

「そうだけども」

「大丈夫ですよ。ちゃんと面倒見ますから」

リムもアタッシュケースを持って二人を追いかける。

束はリムが背を向ける寸前、僅かに笑みを浮かべている事に気付いた。

(あ、りーちゃんがマジだ)

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ