暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第137話:New Generationtype
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。ルインにシグマウィルスを奪われてボコボコにされて、不完全な復活を遂げたところをエックスとゼロに一方的に叩き潰されたのにも関わらず復活するとは…正直ゴキブリの方がまだ潔いぜ」

ルナはコピー能力でウェントスに変身するとダブルセイバーを抜き、ヒュッと空を裂いて構える。

アクセルはシグマを見つめながら珍しくも鋭く細めた。

ライフルとレーザー砲を携えた姿はとても物々しく、彼が人間型とはにわかには認められなかった。

兵器そのものの姿で、まだメカニロイドと言われた方がしっくり来る。

「フン、何とでも言え。ワシは人間に与する貴様らイレギュラーハンターを、エックス達…特にワシからシグマウィルスの全能の力を奪い、耐え難い屈辱を与えたルインを倒してこの世界の覇者となるまで、何度でも、何度でも、な・ん・ど・で・も!蘇ってやる!!」

「いや、ルインのことに関してはてめえの自業自得だろうがよ!てめえがシグマウィルスを仕込んだコロニーを落下させようとしたり、てめえが地上にシグマウィルスをばら撒いた結果だろうがよ!!」

「逆恨みするような奴が世界の覇者?裸の王様もいいところだね…今すぐ殺してあげるよ…!!」

ゾッとする声と笑みと共にバレットからショットが放たれた。

「甘いわ!!」

シグマは跳躍してかわし、ライフルを構えるとアクセル達に向けて反射するショットを放ち、かわし損ねたアクセルが呻く。

「アクセル!!くそ、プラズマサイクロン!!」

取り敢えずアクセルとシグマを引き離そうとプラズマサイクロンHを放つルナ。

流石のシグマもウェントスの電磁竜巻を受けるつもりはないのか、すぐに回避のためにアクセルから距離を取った。

「ふん、どうした小僧、小娘。ワシを倒すのではなかったか?」

「くっ…言われなくてもやってやるよ!!」

「くそ、話には聞いていたが実物は想像以上にムカつく野郎だ…だけど落ち着けアクセル。怒りに我を忘れればシグマの思う壷だ。攻撃を見極めて隙を叩くぞ。今は俺達しかいないんだ。エックス達がいないんだから俺達だけの力で確実にシグマを倒すぞ」

そう言うとルナはウェントスからイグニスに変身するとナックルバスターを構えた。

イグニスのエディットバスターならショットの軌道を変えることが出来るので、シグマにも当てられるはずだ。

それにショットの単発の威力もそれなりに高い。

「…分かったよ…ありがとうルナ、頭が冷えたよ…」

落ち着きを取り戻すために深呼吸をすると相手の攻撃を見切れと、自分自身に命じた。

「(奴の出方を読むんだ。空中に飛んだら連射攻撃、地上ではバウンドショットを3発放つ。そして…)」

シグマには聞こえないように本来ならば個人的なことにしか使われない秘
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