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MS Operative Theory
MS武装解説
携帯火器(実弾編)A
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??コンパクト化が重視された連邦軍製MS用実弾兵器??

 連邦製MSといえば、ビーム・ライフルやビーム・スプレーガンといったMS携行用ビーム兵器を思い出す人も多いだろう。単純に比較するなら、ビーム兵器が実弾兵器(特に実弾式マシンガン/ライフル)を上回る威力を持っている以上、ビーム兵器を持つ連邦製MSと、実弾兵器主体の公国製MSでは、どちらが優勢かは語るまでもない。実際、連邦軍は公国軍に先んじてビーム・ライフルを実用化したことで、大きなアドバンテージを得た。ソロモン戦や星一号作戦に投入された主力MS、RGM-79(ジム)の殆どはビーム・スプレーガンを装備していた。これらの戦いにおいて実体弾式の火器を装備したジムもいたようだが、その多くはハイパー・バズーカを使用しており、マシンガンを装備した機体は現在のところ確認されていいない。では、連邦軍が実弾式マシンガンの採用に不熱心だったかといえば、そうではない。一年戦争の大規模会戦では見られなかった連邦MS用マシンガンだが、地上や宇宙の各戦域では確認されており、局地戦で多用されていたことは間違いない。

 連邦軍のMS用実弾兵器は、鹵獲したザクが装備していたザク・マシンガンを基に設計されたといわれているが、コピーではなく連邦軍独自のコンセプトが盛り込まれた仕様となっている。マシンガン・タイプ(ブルバップ・マシンガンや100ミリマシンガン)に広く見られる傾向が、片手での使用を前提としたコンパクト化である。これはジムが、シールドの装備が前提の機体だったことに理由が求められよう。当時のMS用シールドは、直接マウント・バーを握るタイプが多く、必然定期に片手は塞がってしまうため、火器も片手のみで扱えるのが望ましかっただろう。

 連邦軍では、マシンガンやバズーカ以外のMS携行用実弾兵器も少数ながら使用された。陸戦型ガンダムの180ミリキャノンがそれで、マシンガンのような近〜中距離用の連射兵器ではなく、遠距離での砲撃戦用だった。これはMSによる分解・組み立てが容易な大型火砲で、コンパクト化の一形態とも考えられるものだったが、支援MSが独立して存在していたためか一般化しなかった。

 一年戦争では、片隅に追いやられた連邦製MS用実弾兵器だったが、終戦後しばらく連邦軍MSの主兵装として多用されることになる。


??地球連邦軍の実弾兵器??

■ブルバップ・マシンガン

 一年戦争末期〜U.C.0080前半頃まで使用されたブルバップ式のマシンガン。小口径(90mm)かつコンパクトであるが、ブルバップ方式の採用で高い弾道特性と威力を誇る。模擬戦用のペイント弾にも対応。

■マシンガン

 寒冷地仕様といわれるRGM-79Dガ装備していたマシンガン。小型化が徹底されたブルバップ・マシンガンと異なり
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