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魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
第一部
第27話 新年魔法大会 【ショットダウン 其の三】
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座に霧の中へ隠れたコトハチャン。どうやら、それで汐梨ちゃんはコトハチャンの姿を見失ってしまい、咄嗟に水で霧を払ってしまったという訳か。
僕的には、霧を逆に利用する為に、敢えて取っておいたのだがね。多分、汐梨ちゃんもそういう考えだったのだろうとは思うが、反射的に魔法を発動してしまったのだろう。ってか、反射的に発動した魔法なのにこの水の量って、すげー。

と、ここでまたもや大爆発。お陰で、水は全て蒸発。勿論、選手に被害は無い。一応、この第一魔法刑務所で副主任をやる程の実力はあるからね。爆発の少し前に自分の周りに膜を張って、爆発を全て防御する。

「大爆発! これは爽快だね?? 流石橙条ちゃん!」
「汐梨……貴女とはここで決着を付けなければいけない様ですね」
「朱乃……うん、そうだね」

「「黒華主任/琴葉先輩に認められるのは、私だァァァアアアアアアア????????????」」

???説明しよう! これは新年魔法大会第三種目ショットダウン恒例、二舎副主任橙条朱乃と、三舎副主任青海汐梨が、一舎主任看守黒華琴葉を信仰するが故に起こる、「私が認めてもらうんだ」の争いである???? 因みに、琴葉は二人の事を認めているため、意味は無い????????

「今年も橙条ちゃんと汐梨ちゃんの間に火花が散る??」

「なんで汐梨は名前で呼ばれてるのに……! 私は苗字にちゃん付けですよ?? 私の方が強いのに! 羨ましい??」
「私の方が強いから、琴葉センパイも名前で呼んでくれるんだし?? 大体、朱乃はずーっと『黒華主任、黒華主任』って?? 礼儀正しいのはいいけど、だから名前で呼んでもらえないんだよ!」
「なっ?? でも、私は黒華主任と◯ineをする仲ですし?? 汐梨とはレベルが違うんですよ、レベルが??」
「なっ?? う、羨ましい! でも、私だって週に一回、琴葉先輩に稽古をつけてもらっているからね!」

「喧嘩しながらもコトハチャンを攻撃し続けていくぅ! コトハチャンがなんか可哀想になってくるぅ??」

琴葉が滅茶苦茶な程ハイになっていくぅ。

楽しー。
けど、終わらねー。

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