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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八十話
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まえで止まった。

「こんにちはイチカ・オリムラ。
私はフェリクス。銃の専門家です。
貴方のお姉さんにはお世話になっています。
彼女の射撃センスは素晴らしい! 本人が近接を好んではいるが……」

(閣下)

(あー。すまないなマスター・イチカ。少し彼の話に付き合ってやってくれ)

で、姉さんの射撃センスやら何やらが如何に素晴らしいかを十分ほど聞いた後で、ようやく銃を渡してくれた。

「これ……ドイツ軍の銃じゃありませんよね?」

渡されたのは、ワルサーP38。

威嚇射撃八発、必中投擲一発とも言われている。

命中率は本来悪くないが、老朽化のためそのように言われている。

「ええ、私のコレクションです」

一方ラウラにはドイツ軍正式採用のH&KP8。

「装備に差がありすぎやしませんかフェリクス」

「貴方ならば余裕でしょう? 君の姉から聞いているよ。暴れ牛で狙撃ができる腕だそうだね」

「ええ、まぁ…できないとはいいませんが」

俺とラウラに与えられた標的は一人につき30メートル、50メートル、150メートルの三つ。

的に当たった場合得点率が1.0倍、1.5倍、3.0倍となる。

「フェリクス。弾は?」

装弾されたワルサーP38とH&KP8。

それぞれの装弾数は8と15。

俺は七発足りない。

「ラウラちゃんが15で君が8だが?」

おまえふざけんなよ。

「まぁ、いいや。負けても言い訳つくし」

だがただで負けると思うなよ?

「ふん。その程度の気持ちしかないのか貴様は」

「ああ。勝つのは難しそうだ」

俺とラウラが3メートルの間隔で立つ。

「では…始め!」

閣下の合図で俺とラウラが構える。

銃身に仮想領域展開。

加速術式、移動術式構築完了。

引き金を引く。

世界が遅くなる。

弾丸が銃身を通る。

移動術式の定義は、軌道の固定。

速さを増した銃弾が任意の軌道を描く。

その後、連続で七回引き金を引く。

ラウラは隣でしっかり狙いをつけて撃っていた。

ラウラが撃ち終えた。

フェリクスから双眼鏡を借りる。

「おーっとぉ! なぁんという事だ! まさか俺はまぐれ当たり一発だけが150のど真ん中なんて!
ああ! これは負け確定だぁ!」

『白々しい事を』

橙が文句を言った。

『ワンホール・ショット連発。少しは手加減してあげたら?』

フェリクスがタブレット端末を弄り始めた。

「えー…ではスローモーションカメラをそれぞれの的につけてたのでリプレイしましょうか」

あ…マズイ。











正午、昼食の時間。
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