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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第94話:Death Σ
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「うん」

「ああ」

強い意志を瞳に宿しながらエックスとルイン、ゼロは足を動かした。

「さあ…クライマックスの始まりだ。世界滅亡へのカウントダウンのな…」

モニターに映し出される地球を前にシグマは漆黒のローブの奥で愉快そうに笑みを浮かべていた。

エックス達は知らないが、デスフラワーは少しずつ少しずつ、地球に向かっていた。

シグマは自身の本体であるシグマウィルスでデスフラワーを掌握し、デスシード砲よりも確実に人類抹殺を行える方法を用いた。

無論、そんな巨悪の思惑を阻止せんと立ちはだかる者達はおり、扉が開きシグマの背後に待ち望んでいた来訪者達が姿を現したのはその時だった。

「フフフ…レプリフォースとイレギュラーハンターを潰し合わせるこの計画は実に上手く行ったよ。ダブルやディザイア、ドラグーンを始め、我が手先達もよく働いてくれた…」

姿を現したエックスとルイン、ゼロを前に嘲るように笑いながらシグマが口を開いた。

ルインとゼロは嫌悪感を露にし、エックスは圧倒的なエネルギー反応を示すシグマを前にしても怯むことなく、寧ろ挑発的に鼻を鳴らしてみせた。

「シグマ…あなたは絶対に許さないよ…死に損ないのくせに…」

「いい加減、貴様の顔も見飽きてきたところだ。ここで倒してやるぞ」

「ここまで来ると呆れの感情しか沸いて来ないな。まるでゴキブリ並みのしぶとさだ。何度倒されても蘇るお前には最早怒りを通り越して哀れみすら感じるよ。何せ蘇る度に地獄に送り返されるんだからな」

「ほざきおったなエックス。人類の飼い犬の分際で…。如何に貴様と言えど今の私に敵うはずもない。身の程を知るのは貴様らの方だ。人類を抹殺し、私は世界を統べる皇帝となるのだ」

「皇帝だって?笑わせるな。第一、皇帝とは人徳を持ち、それ相応の立場の者が名乗るべき称号だ。貴様のような死期を見失った奴に相応しいわけがないだろう」

世界滅亡のカウントダウンが始まる中、数々の悲劇を生んだこの戦争の元凶を前に、エックス達の最後の戦いがまさに始まらんとしていた。

「さあエックス…ルイン…ゼロよ、地獄へと旅立つ準備は出来たかね?」

漆黒のローブに巨大な鎌を持つその姿はまさに死神そのものだ。

見た目ばかりでなく、史上類を見ない世界規模の大戦を勃発させ計り知れない命を奪ったシグマを表すのに“死神”という呼称以上に当て嵌まるものは無いだろう。

「ふん、貴様こそ今から地獄に旅立つ準備は出来たか!?」

「あなたに利用されたみんなの無念を思い知れ!!」

「消えてなくなれシグマ!!」

ルインが先行して、エックスとゼロが続く。

「龍炎刃!!」

「落鳳波!!」

「プラズマチャージショット!!」


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