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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第59話:Star
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ロスは霞んでいく意識の中で、もしやり直せるならもう一度やり直したいと願う。

その言葉にエックスは涙を流しながらも頷いて笑みを浮かべる。

「ああ…やり直せるさ…きっと…きっとな…」

「おおきになぁ…エックスはん…エックスはんには…ほんまに迷惑かけてもうたわ…わいを止めてくれて…おおきにな…もし…やり直せたら…今度は…わいがエックスはんを助けたる…か…ら…な…」

ナマズロスが全ての電力を注ぎ込んだことで闇に閉ざされていた街に光が戻り、本来の姿を取り戻したのであった。

「エックス!街に光が戻ったと言うことはナマズロスは…?」

「ナマズロスは自分を取り戻して…自分の役目を果たしたんだ…ゼロ…ナマズロスを研究所に連れて帰ってもいいかな?」

機能停止したナマズロスを見つめながらエックスはゼロに尋ねる。

本来ならこれ程のことをやらかしたナマズロスは処分されるべきだろう。

しかし、身を賭して償ったのもまた事実。

ゼロは無言でエックスの背を押すと、2人でナマズロスを研究所に運ぶのであった。

それから数日後、ケインの手によって奇跡的に助かったナマズロス。

しかし暴走中に無理な電気の使い方をした為に完全に直るまでは時間がかかるとのことだった。

エックスは自室に戻るとエイリアに通信を繋いだ。

「エイリア、ナマズロスを止められたよ。ラバーコーティング…ありがとう。あれが無かったらナマズロスは止められなかった。」

『そう、あなたの役に立てたなら良かったわ。私は前のようにオペレートは出来ないけれど、あなたの無事を祈ってるから…』

「ありがとう…君には何時もお世話になりっぱなしだ。今度お礼に何か用意するよ」

エイリアの言葉にエックスは感謝しながら答えると、普段から心配をかけ、お世話になっていることからお礼をしたいと言う。

しかしエックス同様に物欲があまりないのはエイリアも同じなので、これには少し頭を悩ませる。

エックスの性格上、気にしなくてもいいと言っても聞かないのは分かっているからだ。

『うーん、そうねえ…あ、そうだわ。この事件での戦闘データを私に送ってもらえる?そして強化アーマーを手に入れたらデータのバックアップをして私に送って来て。それでいいわ』

「…それでいいのかい?」

戦闘データとまだ手に入れていない強化アーマーのバックアップデータが望まれていることにエックスは疑問符を浮かべる。

『あなたね…自分の存在を考えた方が良いわよ?あなたはあの天才科学者のトーマス・ライトの遺作なのよ?そんなあなたの戦闘データや強化アーマーのデータが私達科学者からすればどれだけの価値があるのか…』

「わ、分かったよ…後でケイン博士に頼んで戦闘データを送るから」

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