暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
磯風に教える、提督流オトコ飯・1
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
う返事が来たら少し怪しんだ方がいいだろう。



3.飯マズは不味くて料理を捨てた事が無い。

 『飯マズは味見をしない』というのは大概の飯マズに当てはまる不文律だ。味見をしないからこそ、自分の料理が不味いかどうかが解らない。では飯マズがどういう観点で料理を捉えているかというと、

『この食材は健康に良いから食べよう』

とか、

『残り物を使い切れてラッキー☆』

 等、味は二の次三の次位に考えている事が多い。それでも、自分の作った飯マズ料理を自分で食べて完食するならまだ善良な方だ。最悪な飯マズは『作っている最中にお腹一杯になっちゃって……』等と言って自分の作り出したバイオ兵器を処理せず、他人に押し付けておいて、数時間後に腹が減ったと菓子パン等をかじったりする奴がいる(実体験)。




4.飯マズは料理の美味しさ=努力の量と思っている事が多い

 文章の通りだ、クソッタレ。飯マズの奴は『努力をすれば料理は美味くなる』という謎の信仰心を持ち合わせていやがるから、料理をするという事に、更に努力してしまう……それも、明後日の方向への努力をな。例を上げると、『レシピにはない謎の余計な一手間』とか、『傷んだ食材の再利用』なんていうどう考えても飯が不味くなる要素しかない努力をしやがる。

 飯マズか否かをを見破る為の簡単な質問を考えてみた。料理をしていると高確率で発生する、『余った食材の扱い方』を尋ねてみると、その人が飯マズか否かを判断しやすくなる。

Q:料理をしていて余った食材をどうしていますか?

料理上手な人「品数とか栄養バランス考えて、簡単な副菜にしちゃうかな。または常備菜とか」

普通の人「腐らせると勿体無いし、冷凍してるよ?」

料理が苦手な人「余らせちゃって腐らせたりしちゃう。どうすればいいかな」

飯マズ「え、余らないよ?全部使い切る為に全部突っ込むから」

 ここで重要なのは、『料理が苦手な人と飯マズは別の生き物』という考え方だ。余らせてしまった食材の処理に困ってしまって、腐らせるというのはまだ可愛い方だ。勿体無いのは勿体無いが、料理をぶち壊しにして誰も食べないで捨てられるよりは無駄が少ないからな。だが、飯マズは味を犠牲にしてでも食材を余らせない方がいい!という謎の思考パターンに陥る事が多い。それは『料理の美味しさに繋がる(ハズの)努力』に当たる行為だからだ。




5.飯マズはレシピ通りに作れない

 何を当たり前な事を、と思うかも知れないが、俺の友人の飯マズ女子の話をしよう。ある日、俺は彼女に料理が上手くなりたいと相談を受けた。今時調べれば幾らでもレシピサイトやらレシピ動画とか出てくるんだから、それを参考に作れば良いだろ?と言うと、彼女は

『そもそもレ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ