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龍天使の羽撃き
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りに当たった。

“それなりに"だ。

プレーローマから広域通信。

『現在ブレイクデカール機の四割五分が行動不能。
以降諸君の奮戦を期待する』

後続の左翼部隊、右翼部隊、そしてキョウヤ率いる中央本隊もトリモチで固まったマスダイバー先鋒と接触。

行動不能のブレイクデカール機を無視して進む。

こちらもミサイルユニットをパージする。

「エンゲージ!」

GNソードXは抜かない。

「意思よ貫け!【ビスト龍爪拳】!」

光の抜き手がブレイクデカール機を貫き爆散させた。

これこそが、俺達が習得した心意。

≪壁殴り≫の末に得た物。

抜き手や拳でイモータルオブジェクトを穿ち続けた産物。

『効いている! 彼に続け!』

キョウヤもウィングブレードに光を纏わせ敵機をきる。

マギーのラブファントムのサイスがビームとは違う輝きでもってブレイクデカール機を切り裂く。

タイガは…うん。言うまでもないな。

中央を高速機で強引に突破しつつ左翼と右翼で包囲。

内部と外部から攻める。

宇宙は三次元だが、人間の認識は二次元的だ。

包囲されたマスダイバーはその耐久性がなければ既に総崩れだっただろう。






心意、連合軍の士気、プレーローマの援護。

それらがあり、中核チームは割とすんなり要塞までたどり着けた。
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