第三百三十九話 それぞれの世界それぞれの物語その十三
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「あの人は」
「そこで否定しないのね」
「そうですか」
「俺達も平気で巻き込むからな」
「しかも避けない方が悪いである」
レンもオラゴンもこう言う。
「恐ろしい仲間である」
「強いけれどな」
「こいつの攻撃は周辺全部にいくからな」
「我々の攻撃は前に向けてだがな」
「これなら味方を巻き込みません」
デスマスクとシュラ、アフロディーテもこう話す。
「確かに止むを得ない場合は犠牲も仕方ないですが」
「我々の技はそうした技だ」
「けれど平気で周り全部巻き込む技は流石に出さないからな」
如何に彼等といえどというのだ。
「それは幾ら何でもな」
「何かと問題だ」
「無駄な犠牲は出さないに限ります」
「死ねばそこが運命であっただけのこと」
しかしシャカはこう言うのだった。
「それだけのことです」
「殆どド畜生である」
オラゴンはシャカの今の発言に遂にここまで言った。
「何処が神に近いであるか」
「破壊神じゃないの?」
静香もこう言った。
「神様でも」
「破壊神?シヴァか」
「そっちの神様じゃないのかしら」
「有り得るな、それ」
レンは静香のその言葉に頷いた。
「この人本当に壊すことも躊躇しないしな」
「形あるものは必ず壊れます」
実際にこう答えたシャカだった。
「それもまた運命です」
「それでも仲間は巻き込まないでね、それに」
静香はシャカにさらに言った。
「今度の戦場だけれど」
「テーマパークですね」
「千葉のね。何でも魔法学園がお金を出し合って作って運営してる」
「そうした場所ですか」
「それでね」
だからだというのだ。
「もっとね」
「壊さないでね」
「それが運命でもですか」
「そうしないでね」
絶対にというのだ。
「いいわね」
「仲間のこともですか」
「考えていくべきよ」
絶対にというのだ。
「少し位はね」
「これで話聞いてくれたらいいけれど」
静香はこのことが不安だった。
「けれど戦う場所が場所だし」
「楽しむついでにであるな」
「色々観るのもいいわね」
静香もこう言い他の面々もだった、テーマパークを遊びながらも観て回った。みほはジェットコースターを巡ってから言った。
「ジェットコースターでの戦いも」
「うん、あるよ」
紅はみほにすぐに答えた。
「ここで戦うならね」
「やっぱりそうですね」
「レールの上で戦うこともあれば」
「乗ってですね」
「戦うこともあるよ」
「若しもここで戦えば」
ジェットコースターを見つつだ、みほは紅に応えてた。
「派手でしかも危険ですね」
「そうした戦いになるよ」
実際にとだ、紅は話した。
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