暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー エターナルインフィニティ
第三百三十九話 それぞれの世界それぞれの物語その十二
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「絆ですね」
「家族や友達のな」
「あの娘が見ているものはそうしたものだ」
「人のそうしたものです」
「そうなんだよ、そうしたものの為に生きるってのもな」
 シュレディンガーは黄金聖闘士達に話した。
「一つの道だろ」
「そうですね、では我々も」
「ああ、あの娘と一緒にだな」
「戦いましょう」
 ムウは微笑んで述べた。
「是非共」
「まあああした娘と一緒に戦うのもいいな」
「悪いものではない」
「それもまた正しいことです」
 デスマスク、シュラ、アフロディーテはこう言って前に出た。そうして訓練に参加するがその訓練でだった。
 シャカのオームを何とかかわしてだ、アガーテは目を顰めさせて言った。
「若し攻撃範囲に入っていたら」
「アタシ達確実に死んでたわよ」
「全員そうなっていました」
 アガーテにリンとシュエメイが続いた、二人もシャカのオームを何とかその攻撃範囲から逃れる形でかわしたのだ。
「若し少しでも反応が遅れていれば」
「死んでいたわよ」
「安心するのです」
 シャカは三人の少女に微笑んで述べた。
「私はまだ目を開いていません」
「それで」
「はい、小宇宙もです」
 それもとだ、アガーテに話すのだった。
「開放していませんし。それに」
「それにというと」
「死んでもです」
 オームを受けてだ。
「黒衣の青年とスマートレディが生き返らせてくれます」
「死ぬこと前提なの」
「それが何か」
「攻撃を手加減することは」
「考えたこともありません」
 実にきっぱりした返事だった。
「これまで生きてきて」
「あの、死んでもいいの」
「訓練ですが、今は」
 リンとシュエメイもシャカの今の言葉には唖然となった。
「それでもですか」
「死ぬこと前提なの」
「戦いでは死ぬことも有り得ます」
 シャカは二人にも言った。
「ですから訓練の時にもです」
「死んでもなの」
「いいのですね」
「生き返らせてくれるのです」
 だからだというのだ。
「ですから」
「構わないの」
「そうしたお考えですか」
「それが何か」
 やはり平然とした返事だった。
「生き返るのならいいではないですか」
「この人何か違うわ」
 アガーテもこのことはわかった。
「弱者への慈悲がないというか」
「そもそも人の命何とも思っていないでしょ」
「塵芥程にも」
「この人は人が死ぬこと何とも思ってないからな」
 三人にだ、レンが言ってきた。
「訓練の時は注意しろよ」
「やっぱりそうなのね」
「ああ、だから冗談抜きで攻撃もな」
 シャカのそれはというのだ。
「死なない様な加減もな」
「しなくて」
「避けないとな」
「死ぬである」
 オラゴンも言ってきた。
「おら様もこの前死に
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ