暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百六十九話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
十月三十日 土曜日 夜

「ねぇ轟雷、ここからどうするの?」

「簡単です。くり貫けばいいんですよ」

「くりぬくー? どうやって?」

「フレズちゃん。バーゼちゃん、武装を使えばいいのよ」

「くり貫くだけよ? 切っちゃだめよ?」

「召喚! ベリル・ナイフ!」

円香とFA:Gに一つづつカボチャを渡すと、なかなかに面白い光景になっていた。

「ジャック・オー・ランタン。悪魔を騙した愚か者の末路を哀れみ生まれた習慣。
本来はカボチャではなくカブで」

「アーキテクト、そういう話はどうでもいいのだ。今は楽しもうではないか」

「迅雷、迅雷。僕のビームサーベルってOK?」

「イノセンティア。それでは焼けてしまうぞ」

「じゃぁ僕は刀にするよ」

基本的に迅雷とマテリア姉妹がツッコミ役だ。

「いくわよー!」

太刀を抜いたスティレットがカボチャの上に飛び乗り、太刀をカボチャにぶっ刺した。

リビングの上でわちゃわちゃしているFA:Gを眺めるのは、とても癒される。

一方円香はといえば、ダイニングで束さんに教わっている。

「まーちゃん、ソコは斜めに刃を入れて…うん、そう」

「できたぁ!」

どうやらくり貫くための穴を上に開けているらしい。

「一夏、一夏。一夏は作らないのですか?」

ん? 轟雷?

「俺は別にいいよ」

「えー…一夏つくらないのー? つまんなーい」

「そう言わないの、バーゼ。一夏は子守りとお菓子作りで疲れてるんだから」

「あら、珍しくスティレットちゃんがまともな事を言ってるわ」

「ええ、珍しいわね」

「どーいう意味よっ!」

轟雷はナイフ、バーゼはユナイトソード、スティレットは太刀、マテリア姉妹はナイトバスターソードとビーストマスターソード、迅雷とイノセンティアは忍刀、アーキテクトはインパクトエッジ、フレズはベリル・ナイフ…各々の獲物のカボチャをくりぬき始めた。

「お前ら後で風呂入れよ」

「わかっています」

「えー…”浄化”じゃだめー?」

カボチャの中から顔を出したバーゼの服は黄ばんでいる。

「お前ら絶対浄化しくるだろうが」

「ぶー」

その後、FA:G達がジャック・オー・ランタンを作り終えた。

一番上手く出来てたのはアーキテクトだ。

で、案の定一番おかしなのを作ったのはバーゼだ。

「ナニコレ」

「サイクロプスー!」

「ああ…そう…」

まぁ、面白いし、いっか。

「お兄ちゃん! 私もできたよー!」

円香が持ってきたランタンは、ベーシックなタイプだ。

よく出来ている。

「圧切使ったから綺麗にできたよ!」

「おー。よ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ