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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百六十九話
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を束が抱き上げた。

束が頭を撫でると、スッと眼を閉じる。

「みゃーぅ………」

ボトリと義肢が落ちる。

眼を閉じた一夏は直ぐに寝息をたて始めた。

「あれ? お兄ちゃん寝ちゃったの?」

「そうみたいだね。まぁ、猫モードになったら何時もの事さ」

「ふーん…」

円香が束に抱かれた一夏の尻尾を撫でる。

「にゃぅ………みゃふ……」

「…………」

少しずつ少しずつ、円香の手が尻尾の付け根へ近づく。

やがて……

「ぁ…」

「にゃぅ……」

さわさわ…と円香が尻尾の付け根を触ると、一夏が身をよじる。

「んにゃぁぁぁぁぁ………」

「あ、まーちゃんそこはあんまりさわっちゃダメだよ」

パッと円香が手を引いた。

「んー…そろそろ寝ちゃおっか?」

束は一夏を抱いたまま、立ち上がった。

「君たちも一緒に寝る?」

FA:Gが元気よく返事をした。

「じゃぁ、おいで」

束と円香の肩と頭の上にFA:Gが飛び乗る。

バーゼラルド達飛行ユニット持ちはユニットでついていく。

束が部屋の前に立つと、独りでにドアが開いた。

「さ、寝よっか」

束と円香が一夏を間に挟んでベッドに入る。

FA:G達は掛け布団の上だ。

「おやすみなさい、皆」

束がそう言えば、皆がおやすみと返した。











同時刻 篠ノ之神社

「うーむ…………」

「まだなやんでるの?」

「ああ。お前を憑けて巫女服もいいが、新鮮さがなぁ…」

「いっそ巫女服じゃなくて狩衣でも着たら? ほら、昔一夏様が着てたやつ」

「ふむ……悪くないな」

結局その日、箒は衣装の調整に手間取り、眠りについたのは夜中の三時だった。









少し遡って、シルヴヴァインオフィス兼住居。

の子供部屋。

「エレン、やっぱりやめませんか?」

「?」

「この格好です」

「えー。せっかく箒ちゃんがくれたのにー」

「いえ…だから不安なのですが…」

「大丈夫大丈夫!」

「はぁ…」

「それにこれしか着るものないじゃん。ハロウィンなのに普通の格好はダメでしょ?」

「仕方ありませんね…」

「大丈夫だよ。一夏お姉ちゃんの所に行くまでは上にコートきるんだし」

エレンとリムは、箒に渡された衣装を来ていた。

それはもちろん普通の服等ではなく………。
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