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衛宮士郎の新たなる道
第4話 忘れた筈の悪夢 その一
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は自分の置かれた状況を確認する。

 部屋は暗く、窓から零れる月の光で漸く周囲のモノの輪郭が分かる位だ。

 「・・・・・・深夜、ですか。――――アレは矢張り・・・夢・・・?ですよね。寧ろそうでなければなりません。あんな光景や状況が現実で起こる筈が在りません(・・・・・・・・・・・・・)から」

 単なる悪夢であると言い聞かせる(・・・・・・)メリッサは、睡眠不足にならない様にまた横になる。

 「・・・・・・・・・」

 けれども寝れない。
 理由は二つ。
 一つは先ほどと同じ悪夢を見るのではないかと言う恐怖。
 そしてもう一つは――――メリッサ自信が戸惑っていた。

 あんな悪夢を見たと言うのに何故私はこんなにも興奮している(・・・・・・・・・・・・・・・)んでしょう?
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