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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
最終章 決着編
第55話『決戦!全力全開の一騎打ちなの』
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─それは、平凡な小学三年生、高町なのはに訪れた小さな出会い。受け取ったのは勇気の心。手にしたものは魔法の力。友達は大切なものを取り戻せた。だから今度は、私があの子を助ける番。でも、その時の私には、事実を受け止める覚悟がなくて…仮面ライダーディロード、始まります─

「……ん」
雅が目を覚ますとアースラのメディカルルームにいた。
「目が覚めたか。」
「…クロノ執務官?……そうか、フェイトに勝って、ディロードライバーを取り戻せたんだ…」
雅は意識を取り戻す。
「そのディロードライバーだが、どういうことか説明してもらいたいんだが。」
「一体どうしたのですか?」
「どうしたも何も、そのロストロギアを調べようとしたんだが…」
「まさか、触れたんですか!?」
「そのまさかだ。まさかあんなシステムが組み込まれていたとは。封印魔法も通用しない。バインドで無力化も出来ない。一体どうなっているのか説明してもらう。それまでは出動禁止だ。」
「わかりました。このドライバーはかつて、悪魔との契約によって手に入れたもので、契約者に世界や希望の力を与えますが、特定の者以外が触れた場合、半径200mに渡って殲滅活動を行い、正規の使用者の所へ戻っていくシステムが組み込まれています。」
「なるほど、だからあの爆発のあと、雅の所へ戻ったのか。」
「はい。」
「ところで、どうしてフェイトが触れても何も起きない?」
「このディロードライバーは僕の他にもう一人だけ、使用出来る人がいました。」
「それは誰だ!?」
「…かつて、僕と一緒にいた妹の、望実です。」
雅はクロノの質問に対して嘘をつく。
「それで、雅の妹とフェイトに接点はあるのか?」
「おそらく、同じ遺伝子を読み取ったんでしょう。このディロードライバーの認証システムは遺伝子認証。遺伝子さえ確認すれば、使用は可能になる。」
雅は説明をした。

「雅、あの時私のことを庇ってくれたんだ…」
モニター越しに観ていたフェイトは呟く。

それから三日後、フェイトは海上にある四つのジュエルシードを強制覚醒させ、交戦していた。
「フェイト、四つのジュエルシードを一気になんて無茶だよ!」
アルフも最大限のサポートを行っているが手数が足りずに苦戦している。

「やはり過ぎた力は身を滅ぼすか」
モニターでフェイトの動きを観ていたクロノは言う。
「クロノ君、行っちゃ駄目なんですか!?」
なのはは言う。
「相手は指名手配中の容疑者だ。それに、向こうが戦闘能力を失ってからの方が、確保もジュエルシードの封印も都合がいい。」
クロノはなのはの言葉に返す。
「確かに、それは戦術としては正しい判断ですね。」
雅はクロノの冷静な判断を評価する。しかし、
「とは言え、彼女には話し合いの余地がある。」
雅は転
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