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銀河酔人伝説
酔っ払いと親父達の宴会
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グレゴリー主催のパーティーが賑やかに行われている中、VIPルームでは同盟内の政治通にとっては驚くべき光景が広がっていた。
与党自由共和党のホープであり国防右派の筆頭と目されているヨブ・トリューニヒト、野党同盟民主党代表であり非戦派の代表格ジョアン・レベロ、同じく野党社会改革党書記長でありバルカン政治家の異名を持つホアン・ルイ、現最高評議会の委員長達であり政界きっての大物政治家達がフライドチキンを頬張りながら酒を酌み交わしているのである。
彼等は立場的にもイデオロギー的にも対立関係にあり、本来であればあり得ないのだが、三人とも繋がりを持っているグレゴリー・カーメネフというイレギュラーな存在が、今回の酒盛りを実現を可能にしたのであった。

「流石はカーメネフ君だ。フライドチキンにビールとは最高に分かっているチョイスだね。」

「私はビールにはフィッシュアンドチップスの方が良いと思うがね。まあこれも美味いからいいけどね。しかしレベロ、お前さん揚げ物は大丈夫なのか。以前コレステロールがどうとか言ってた気がしたが・・・」

「いくら私が年とはいえそこまで老いたつもりはない。それに彼がせっかく用意してくれたものだ。味も一級品みたいだし無礼講といかせてもらおう。」

「それは良かった。しかしグレッグの奴、私達を案内だけしてどこに行ったんだか・・・」

「まあ彼ならそのうち来るでしょう。それよりどうですかホアン委員長、ビール注ぎますよ。」

「ありがとうトリューニヒト委員長。しかし君の所は相変わらず物騒な噂話ばかり聞くが本当の所はどうなのかね。」

「そうだぞトリューニヒト委員長。最近騒がれている憂国騎士団とかいう団体は君の所が援助してるという話を聞いたぞ。」

ホアンとレベロは最近巷を騒がせている憂国騎士団なる極右集団について聞いてみた。世間では裏でトリューニヒトが糸引いているという噂が囁かれていたが、彼らはトリューニヒトが国家革新同友会というタカ派系派閥の長ではあるが、極右ではないことは分かっており、何よりトリューニヒト自身はそこまで強硬派ではないことを、グレゴリーを通じて知っていたので純粋な疑問をぶつけたのだ。

「確かに私や同友会に憂国騎士団から接触があったことは認めますが、彼らを支援するだなんてとんでもないですよ。そもそも彼らの主張と私達同友会の主張は似ているようで全く違いますからね。私達は軍事と社会保障の充実を掲げていますが奴等は社会保障を削ってそれを軍事に充てろと主張してるんです。私はルドルフ亡霊達と妥協する気はありませんよ。」

そうなのだ。現にトリューニヒトが憂国騎士団との連携を拒んだ報復として国家革新同友会を支援している企業が憂国騎士団の襲撃に遭っており、彼らとは事実上の敵対関係となっている。

そんなこん
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