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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第83話:選ばれし子供達緊急出動
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ジモン最速のバンチョースティングモンなら日本を一周するのは容易かった。

「見て下さい。世界中の選ばれし子供達から、次々にメールが届いています……」

光子郎が立ち上げたパソコンな電子メールの画面を開いて、そう呟いた。

見る間に受信メールが読み込まれ、受信ボックスの欄に表示されているメールの数が増える。

これら全て、世界中の選ばれし子供のメールなのだ。

「世界中に選ばれし子供がいるのは知ってたけどこんなに増えていたんですね。」

「ええ、3年前の僕達の冒険。2年前のオメガモンに応援メールを送った子供達……他にも、何らかのきっかけで世界中に選ばれし子供が現れ、少しずつ増えていったんです」

メールを見つめながら呟いた大輔に頷きながら光子郎が説明する。

太一達はディアボロモンの時のようにいざという時に動けなくなったら困るために、普段も頻繁にメールのやり取りをしていた。

それが功を成して現在では選ばれし子供間でスムーズに情報交換が出来ている。

ここら辺はディアボロモンの騒動のおかげだ。

「今、世界中のみんなが力を合わせて立ち向かう時なんだ!!」

太一が宣言し、子供達は力強く頷いた。

「それでどうやって世界中を周るんです?デュナスモンもバンチョースティングモンも速いですが、世界中となると…」

賢の問いに光子郎は頷いて部屋の扉に向かう。

「はい、世界中となると例え究極体でも移動は困難です。そこで…」

「俺の出番と言う訳だ」

現れたのは悠紀夫であった。

ノートパソコンを開き、それを弄り始める。

「おじさん!?どうしてここに?」

「俺にも何か協力出来ることはないかと思ってね。子供が戦ってるんだ。大人が何もしないでどうする。これでよし…」

伊織が悠紀夫の登場に驚いたが、悠紀夫は頼もしい表情を浮かべながらパソコンを弄り、そして画面を大輔達に見せた。

「これを見てくれ。」

「…何?この白い空間」

「この空間、メイちゃん達が2年前にディアボロモンと戦った空間ですか?」

京が疑問符を浮かべるが、2年前のディアボロモンのウォーゲーム関係者の芽心が気付く。

「そう、ディアボロモンは電脳空間を飛び回ることで短時間で日本からアメリカの電脳に移動した」

「つまりディアボロモンのようにネット世界を使って世界中のダークタワーの建っている国のネットの中に行くんですか?」

ヤマトが尋ねると及川は頷いた。

「そうなるな、しかしD-3を使えば更なる時間短縮が可能だ。俺が電脳の中に他の国に繋がるゲートを作り出す。それをD-3で開けば直ぐにニューヨークだろうと行けるはずだ」

「帰りは?」

「帰りはその国のパソコンか何かでゲートを潜
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