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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第82話:黒幕
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ただ思ったことを素直に言っただけだと思いますけど」

「悪意が無い分、質が悪いわ!!」

当時のブイモンの言葉を思い出したのか、京は憤慨しながら叫んだ。

「ふふ…ところで、京さん。少しだけ時間をもらえますか?」

「え?時間?」

「はい、僕と一緒に帰りませんか?送ります…あ、でも帰る前に少し街を回りませんか?」

「え?賢君と私の…2人で?」

「はい…」

「(え?これってもしかして、デートのお誘い…?)わ、私で良いの?」

寒さとは別の理由で顔が真っ赤になっていく京に、賢の顔もまた赤くなっていく。

「僕は京さんと一緒に回りたいんです…京さんが嫌なら僕は…」

「い、嫌じゃないわ!寧ろその…賢君に誘われて嬉しい…」

顔を真っ赤にしながら俯きながらも、賢の誘いを受ける京であった。

「それは良かった…じゃあ一緒に街を回りましょう」

「う、うん…」

賢と京は手を繋いで街の中に消えていく。

「…上手く行くと良いな、賢と京。」

「うん…ねえ、大輔君…私達ももう少し、ゆっくりしていかない?」

「…うん」

太一と芽心の交際を聞いて、ヒカリもまた勇気をもらったのか、大輔をデートに誘う。

大輔もそれを受け入れて、大輔とヒカリも街の中に消えていった。

「頑張れ、ヒカリちゃん。京さん…僕達は帰ろうか伊織君?」

「そうですね、大輔さんと賢さんならきっとヒカリさんや京さんを守ってくれるでしょうし…お幸せに…ふふふ…」

変わっていく関係を見ていたタケルと伊織も微笑みながら、大輔達の幸せを願いながら帰路につく。

残された太一達はそれを温かく見守った。

「はは、賢と京ちゃん。そして大輔とヒカリは夜のデートか…上手く行くと良いな…賢と京ちゃん」

「ふふふ…そうですね太一さん」

芽心と言うパートナーを得たことでヒカリに対しての余裕が生まれたのか、太一は微笑みながら言うと、太一の寄り添っていた芽心も微笑んだ。

「まあ、仲が悪いよりは良いでしょうね」

「おい、光子郎。あいつらの姿を見ての感想がそれかよ?」

空と言う恋人を得たことで、何となくだが光子郎の感想が引っ掛かったヤマトが顔を顰めた。

「まあまあヤマト」

「冷めてるね光子郎。これじゃあミミ君も光子郎に苦労するわけだよ」

空がヤマトを宥め、丈がこの場にいないミミのことを考えて苦笑する。

「…何でそこでミミさんが出て来るんですか?」

「……気付いてないのかい?ミミ君も可哀想に…君のD-ターミナルにミミ君からのプレゼントの写真付きメールが送られてるはずだけど見てないのかい?」

「ミミさんから?あ、メールが来てますね」

今更になってメールに気付い
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