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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百五十三話
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ターも、二人に見とれ、セリフを忘れる程だった。

「こ、っこうして『うつくし姫』は魔女の忠告通り、たった一人での逃避行をを始めました。
そして美しい彼女が自身に捧げられたちっぽけな命を初めて救う事ができたのは、これから六百年後の事でした」

クラスがシン…と静まりかえる。

「どうした? やっぱダメか?」

一夏が不安そうにクラスを見渡す。

その不安そうな顔に、何人かが顔を赤くする。

「い、いや、織斑達の演技がすごすぎて…なぁ?」

うんうんと皆が頷く。

「そっか…よかったぁ…」

にへーっと一夏が笑みを浮かべる。

「よ、よーし。じゃぁあとの係の振り分けは俺が受け継ぐぞ」

「うん。よろしくね、いーんちょ」

一夏の笑顔を向けられた委員長は…

「お、おう……。やるぞお前らぁぁぁぁ!
目指すは優勝じゃぁぁぁぁ!」

ぶっ壊れた。

「なんか委員長凄いやる気だな…」

「無自覚かお前」

箒が一夏の頬をみょんみょんと伸ばす。

「うにーうにーうにー」

「まぁ、私達も私達でもう一度セリフ合わせをしておこう」

こうして、語られぬお伽噺はとある地方都市の片隅で、語られる事となった。

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