暁～小説投稿ｻｲﾄ～:デジモンアドベンチャー Miracle Light 第38話：合成魔獣

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デジモンアドベンチャー Miracle Light

第38話：合成魔獣
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片や暗黒のパワーによって存在を大きく昇華させたカオスピエモン。

片やメタル属性のデジメンタルの力を最大限引き出せるようにし、ウィザーモンの魂との同調率を高めたマグナモン。

互いに向き合い、強く睨み合う。

カオスピエモンの表情からは余裕の笑みが消えていた。

｢…勝てるかな？｣

｢さあね、ピエモンのままだったら勝てると断言出来たけど、今のカオスピエモンはどうかな…｣

ヒカリの問いに大輔は曖昧な答えを出した。

ピエモンのままだったら、属性的な相性もあって有利だったろうが、今は分からない。

｢(ここからが私の正念場。ウォーグレイモンとメタルガルルモンを戦闘不能に追い込んだ今、後はマグナモンとバンチョースティングモンを倒せば私の障害となる存在はいない)｣

｢(さて、ウォーグレイモンとメタルガルルモンとの戦いを見る限り、こいつの戦い方はピエモンの時と変わらないみたいだ。なら、対応は何とかなるか…後は…)｣

互いに睨み合う状況を破ったのはマグナモンで、拳を握り締めた瞬間、カオスピエモンに繰り出した。

｢ぬん！！｣

｢全力で行くだけだ！！｣

マグナモンの拳を両腕を交差させて防ぐ。

勢いよく吹き飛んでいくカオスピエモンにマグナモンが追撃を仕掛けた。

｢マグナムキック！！｣

城の壁に激突したカオスピエモンにマグナモンは蹴りを繰り出す。
そのまま壁を突き破って城を倒壊させた。

｢よくも私の城を破壊しましたね？一応愛着があるんですよ？｣

｢安心しろ、ここで倒されるお前のために城のド真ん中に墓を建ててやるよ！！｣

マグナモンとカオスピエモンの乱打戦が始まり、拳と蹴りを移動しながら何度もぶつけ合う。

｢トイワンダネス！！｣

｢ぐあっ！？｣

拳を…と見せかけて衝撃波を放ってマグナモンを吹き飛ばす。

｢トランプソード！！｣

短剣を抜いてマグナモンに向けて投擲してくる。

高速移動とテレポートを繰り返す短剣。

｢シャイニングゴールドソーラーストーム！！｣

しかしマグナモンも簡単にやられるようなことはしないとばかりにレーザー光を放って短剣を全て砕き、カオスピエモンとの距離を詰めて回し蹴りをカオスピエモンの側頭部に叩き付ける。

｢チッ！！｣

｢うおっ！？｣

マグナモンの足を掴むとそのまま投げ飛ばし、トランプのカードを数枚手に取るとマグナモンに向けて投擲した。

｢うおっと！？｣

ピエモンが投擲したカードを慌ててかわすマグナモン。

着弾したカードが爆発を起こしたことでどうやらカード型の爆弾だったようだ。

｢マジックゲーム！！｣

｢…む！？｣

カオスピエモンが背後から感じた圧力に背後を向

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