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ツインズシーエム/Twins:CM 〜双子の物語〜
ツインレゾナンス
第28話 終わりを呼ぶ風の導き
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ぁ」

「ですね。三途の川を渡る準備は出来てるんでしょうね」

 余裕綽々な態度をとるエアードとフォーティス。その視線の先にいる今のエースの格好は、血まみれで服は破けほつれがたくさんある、傷だらけの状態だ。

 しかしそれでも、エースは状況すべてが気にならない程に冷静だった。

 右手に氷、左手に風と、まるでエースとミストを1つにしたかのような姿をした状態で、エースが両者と相対すべく身構える。2人分の力を手にして、想いを繋いだ4人のリレーのラストを締めくくりにかかろうと、心に火が灯る。


 脳裏には、この誘拐事件について見たこと聞いたことが、走馬燈のように流れては消えていく。

 皆が繋いでくれたおかげで辿り着けたこの場所。

 ここで果たすべきことは、もう分かっている。目の前にいる2人の言うように死ぬのではなく、帰りたい場所へと帰るために死力を尽くし、身体をひきずってでも戦う心づもりだ。

「終わらせる……俺が、自分の手で」

 色々と足りていないその独り言が消えた途端、エースの想いが籠った拳は一直線に相手へと向かっていった。

 夜の森にもう一度、氷の嵐が吹き荒れ始める。

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