暁 〜小説投稿サイト〜
繰リ返ス世界デ最高ノ結末ヲ
08.イベントに盛り上がる者達の観察日記(?)
HAPPY HALLOWEEN!!
琴葉と涼花のDEADレース! E
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
!」
「其れで良いのか?」
「琴葉ちゃんはしょっちゅうでしょ?」
「ふふっ、ママ大好き〜!」
「あ、涼花。パパは?」
「も〜! パパも大好きだよっ!」

「アアアアア、漸くカボチャ落とせたアアアアア…………」
「何でカボチャ投げるんですかね…………」
「カボチャの仕返しは? ラルくん」
「何ですか、"グレースくん"って呼べば良いんですか? …………仕返しは投げ返せば済むのでは?」
「うーん………んなことしたら、次は鎌でスパッと逝っちゃうよ?」
「まぁ、そしたら一足先に次の世界に行けますけどね」

 皆、お化けと一緒にパーティーを楽しんでるようだ。
 …………って、あれ? 机の影に女の子が居る。

 ―――何か私に伝えてる?

「…………」

 黒い髪をした、同い年くらいの女の子。でも、良く見れば毛先が白い………って、傷だらけ!

「ママ、パパ。一寸ジュースとってくるね!」

 ママとパパの傍を離れ、其の女の子に近寄ってみる。

「ねぇ、大丈夫?」
「………だい……じょ、ぶ…………ありが、と」
「名前は? 私は柳瀬涼花だよ」
「なま、え…………?」

 女の子はそう呟くと、俯いていた顔を上げ、パッと笑顔になった。





「わたしは、ことは! くろはな、ことは!!」





 …………………………………………え?


「くろはな…………ことはって!」
「んむぅ? 呼んだぁ?」

 顔を上げてみると、其処には誰にも居なかった。
 ただ、急に後ろから抱き上げられて何があった!? ともがいていると、持ち上げたのが琴葉お姉ちゃんだと言う事に気付き、謝る。

「涼花ちゃん、どぉかしたぁ?」
「あ、琴葉ちゃん! 涼花に手を出さないでよ?」
「わぁってます、わぁってますてば」

 琴葉お姉ちゃんは私を地面に下ろすと、上機嫌で建物の中に入っていった。





 にしても、さっきのはなんだったのかな――――――






[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ