08.イベントに盛り上がる者達の観察日記(?)
HAPPY HALLOWEEN!!
琴葉と涼花のDEADレース! E
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!」
「其れで良いのか?」
「琴葉ちゃんはしょっちゅうでしょ?」
「ふふっ、ママ大好き〜!」
「あ、涼花。パパは?」
「も〜! パパも大好きだよっ!」
「アアアアア、漸くカボチャ落とせたアアアアア…………」
「何でカボチャ投げるんですかね…………」
「カボチャの仕返しは? ラルくん」
「何ですか、"グレースくん"って呼べば良いんですか? …………仕返しは投げ返せば済むのでは?」
「うーん………んなことしたら、次は鎌でスパッと逝っちゃうよ?」
「まぁ、そしたら一足先に次の世界に行けますけどね」
皆、お化けと一緒にパーティーを楽しんでるようだ。
…………って、あれ? 机の影に女の子が居る。
―――何か私に伝えてる?
「…………」
黒い髪をした、同い年くらいの女の子。でも、良く見れば毛先が白い………って、傷だらけ!
「ママ、パパ。一寸ジュースとってくるね!」
ママとパパの傍を離れ、其の女の子に近寄ってみる。
「ねぇ、大丈夫?」
「………だい……じょ、ぶ…………ありが、と」
「名前は? 私は柳瀬涼花だよ」
「なま、え…………?」
女の子はそう呟くと、俯いていた顔を上げ、パッと笑顔になった。
「わたしは、ことは! くろはな、ことは!!」
…………………………………………え?
「くろはな…………ことはって!」
「んむぅ? 呼んだぁ?」
顔を上げてみると、其処には誰にも居なかった。
ただ、急に後ろから抱き上げられて何があった!? ともがいていると、持ち上げたのが琴葉お姉ちゃんだと言う事に気付き、謝る。
「涼花ちゃん、どぉかしたぁ?」
「あ、琴葉ちゃん! 涼花に手を出さないでよ?」
「わぁってます、わぁってますてば」
琴葉お姉ちゃんは私を地面に下ろすと、上機嫌で建物の中に入っていった。
にしても、さっきのはなんだったのかな――――――
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