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ハルケギニアの電気工事
第34話:大地は続くよ、どこまでも!?
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ィーさんからの報告
アルバート様が3回目の調査旅行に出てからも、村々からの嘆願書が後を絶たずに届きます。
 一番多いのは街道の整備関係ですが、その他にも公衆トイレの修理や増設の依頼等の、『改革推進部』が担当する業務に関係するものが沢山来ます。
 困るのは時々混じってくる『改革推進部』の管轄外の物で、幻獣による被害の救済や、田畑の開梱に関する嘆願、村民の病気に関する嘆願などが有ります。
 こういった書類は、見つける度にお屋敷の伯爵様に渡して貰える様に、執事さんなどにお願いします。
 今のところ『事務局』の業務は、5人の局員で分担してこなしていますが、だんだん書類の量が増える傾向があるので、その内局員を増やすことも考えないといけなくなりそうです。
 
 今回のアルバート様の調査旅行は、今までよりも長い期間になると言うことが出発前のミーティングで説明されました。
 この前の5日間も長く感じられましたが、更に長く2週間以上と言われた時は、気が遠くなりそうでした。
 アルバート様が2週間も以内なんて、考えたこともありません。
 休憩時間にお茶を飲みながら、みんなで話しをしますが、他の人たちもとても寂しいと言っています。
 時々、居ないことを忘れて書類を部長室に持って行ってしまい、誰も居ない部長室の椅子を見て思わず泣きそうになってしまいました。
 チーフの私がこんな事では、他の局員に示しが付きませんから、お腹の底にぐっと力を入れて我慢しましたが、慣れることは出来ないだろうなとも感じています。
 本当に、早く無事で帰ってきて欲しいものです。
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