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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十話 出稽古
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早朝訓練が終わり、アスカはエリオ、キャロと共にフェイトの捜査を手伝う筈だったが、シグナムに呼び止められてから話はおかしな方向に……





魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。





アスカside

「えーと、本日の早朝訓練では目立ったミスも無く、いい感じと高町隊長に言われて、その後メシ食ってから砲撃事件の現場調査に行く筈だったんですけどねぇ……」

オレは前を歩くピンクポニーテールに話しかける。

何しろ、食堂でいきなり”来い”って捕まったんだが。

「現場検証なら、テスタロッサ隊長とエリオとキャロで充分だ。お前はまだまだ鍛え方が足りん」

サラッと振り返りもしないで言ってくれちゃってますよ。

この流れだと、訓練場に行ってなし崩し的に模擬戦か?

小さくため息をつくオレだったが、シグナム副隊長の答えは意外な物だった。

「私も外回りなのでな。残念だが今日はお前の相手ができん」

「え?そうなんですか?」

よし!今日はラッキーデイだ!

思わず声が弾むぜ!

「……なぜ、そんなに嬉しそうなんだ?」

振り返らないでの言葉にオレは震え上がる。この人、どこまで冗談か分からない時があるからな!

「えぇ?いや、嬉しくはないですよ、マジで!?」

考えてみたら、このパターンならシスターがこっちにきて稽古をつけるって事かもしれない。

ぬか喜びだったか?と思っていたら、

「シスターシャッハも、教会での訓練で来れないらしい」

オレを喜ばせる事を言ってくれる副隊長。

思わずガッツポーズ!

さすがオレ!日頃の行いが良いせいだな!

ところが、天にも舞い上がる気分を地獄に叩き落とすような事をシグナム副隊長は言ってくれた。

「そういう訳だから、今日は聖王教会へ出稽古だ。いいな?」

ズテッ!

大きくコケたよ!なに?今なんて言ったの!?

「で、出稽古?」

声がうわずっちゃうのはしょうがないよね?

「そうだ。向こうの訓練に参加させてくれるそうだ。良かったな」

本当に良かったって思ってます?なに、その淡々とした言い方!

マズイマズイマズイ!!

アウェーで訓練ってありえない!

「あ、あの!でも今日はティアナが八神部隊長のお供で本局行きですし、ライトニングは現地調査。そうなると六課に残るフォワードはスバルだけになりますよ?」

そう。

ティアナは今後の勉強と言う事で八神部隊長について行くし、エリオとキャロはハラオウン隊長と現地調査。本当ならオレもそれについて行く筈だったんだけど……

ヴィータ副隊長も、確か108部隊への教導で出張っているから、実質六課のフォワー
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