暁 〜小説投稿サイト〜
ダンジョン飯で、IF 長編版
第十五話  クラーケンの寄生虫の蒲焼き
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 水中歩行で、移動していると…。
「うわ! また出た!」
 ヒレが刃となっている魚型の魔物・刃魚(はざかな)が、トビウオのように飛び出してきて襲いかかってくる。
「任せて! 一掃する!」
 マルシルが呪文を唱えた。
「やめろーーー!」
 センシが止めようとしたが、マルシルの魔法完成が早く、爆発が水面下で起こって多くの刃魚が水と共に吹き飛び、振ってきた。
「馬鹿者! 殺しすぎだ!」
 センシが怒った。
 彼曰く、刃魚は、煮てよし焼いてよしの何にしても美味しい魔物だが、他の魔物の糧にもなっているので、減らしすぎはよくないと言うのだ。
 やるなら一匹一匹やれと言われ、マルシルは、無理だと声を上げた。
「そういえば、中型の魔物の姿が普段より少ないような気がする…。」
「ほれ、見ろ!」
「私のせいなの? そんなこと言われたって、手加減なんかしてらんないよ。あっちも殺す気できてるのに。刃魚自体はいつもより多いくらいだよ? 心配することないんじゃない?」
「食えなくなったらどうする!」
「魔物の生態系守って死にたくないよ!」

 その時だった。

 魚類型の人魚が水の中から跳ねてきた。
 それにぶつかりセンシが倒れた。
「センシ!」
「だいじょうぶ!?」
 魚類型の人魚は、そのまま別の方向へと行ってしまった。
「なんだ、通り過ぎただけか。」
「怪我はない?」
 ファリンが駆け寄るが、センシは、水に倒れたままだった。
「センシ?」
「…何かが近づいてくる。」
「えっ?」
 そして。それは現れた。
 ファリン達を全員吹き飛ばすほどの水しぶきを上げ、巨大なイカ、クラーケンが現れたのだ。
 一度水の中から跳ね出たクラーケンは、再び水の中に潜った、その衝撃で再び吹っ飛ばされた。
「イカ!? いや、タコか?」
「クラーケンだわ! まずいわ…、元々大型の魔物だけど、いつもの数倍大きい! ……兄さんが見たら喜んだだろうな。」
 そんなことを言うファリンに、センシは少し呆れた目を向けた。
「私達が引き付けるわ! マルシル、お願い!」
「分かったわ!」
「また魔法か。」
「安心してよ。これは当てるから。」
 そしてファリンとチルチャックとセンシがクラーケンの囮になった。
「立ち止まらないで!」
 三人は水面を走る。
 しかし、クラーケンの方が早く、三人の前の方に現れた。
 そこを狙ってマルシルが爆発の魔法を食らわせた。
 大きな爆発がクラーケンの胴体に当たった。
「やった!」
 だが、マルシルの喜びはつかの間だった。
 すぐに動き出したクラーケンが足を暴れさせて、ファリン達を吹き飛ばした。
「うそ…! 
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ