秋祭りにはお熱い犬を?・その1
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会なんて組織がある位だし、アメリカの国技の野球観戦にはホットドッグが欠かせない。メジャーリーグの各球場にはそれぞれ、その球場の名前が付いた名物ホットドッグがある程、アメリカにホットドッグは根付いている。
「仕方ねぇなぁ……ホレ、とっとと座れ」
そもそもホットドッグの起源には諸説あり、ドイツ移民が出した茹でたソーセージを出す屋台が発祥という説が有力だ。最初は茹で立てアツアツのソーセージを客に提供する為に手袋を貸し出していたのだが、客がそれを持ち帰る客が続出した為に困った売り子がソーセージをパンに挟んで売るのを思い付いたとか何とか。それが屋台を中心にしてアメリカ全土に広がっていったらしい。少なくとも19世紀後半にはニューヨークで今の形のホットドッグが食べられていたという記述が残っている。
ナショナル・ホットドッグソーセージ評議会によれば、ホットドッグはサンドイッチとは別物で、ホットドッグはホットドッグという別の料理だと宣言している。同評議会が示す作り方としては、
1.ソーセージは湯煎・ボイル・グリル等して温めてパンに挟む。
2.パンは常温か、トーストするかスチームして提供する。
3.味付けの基本はマスタード。そこにケチャップ、ザワークラウト、玉ねぎやピクルスを刻んだレリッシュ等好みに応じて用いる。チリミートをかけたチリドッグや、レタスや玉ねぎ、トマト等の野菜を一緒に挟んだシカゴドッグ、サルサを挟んだサルサドッグ等はホットドッグの派生形である。
「……とまぁ、アメリカのホットドッグはそんな感じで作られてるワケだが、日本のホットドッグはちょいと違う」
そもそも、日本の一般的なソーセージとアメリカの一般的なソーセージは形は一緒でも中身が全くの別物だ。日本のソーセージはドイツの作り方を参考に、豚肉100%の上、粗挽きの挽き肉を使って食べた時の歯応えと溢れ出す肉汁を重視して作られている。対して、アメリカの一般的なソーセージは牛と豚の合挽き肉を使い、挽き肉もキメの細かい絹挽き肉を使って作られる。アメリカでは豚より牛の方が安いし、豚肉は臭いと敬遠されがちだったりするからな。絹挽き肉のお陰で日本のソーセージのようなパキッ、プリっとした食感は無いが、その分柔らかく顎の力の弱い子供や老人でも食べやすい。だから、ソーセージに合わせたパンや具材のチョイスが重要だ。
「日本のホットドッグに使われるパンはアメリカのホットドッグに比べて多様だ。コッペパンに、小ぶりなロールパン。フランスパンを使う所もあるし、某有名ハンバーガーチェーンだとナンを使ったホットドッグを出したりもしてる」
まずは家でも簡単に作れる、日本風ホットドッグを作ってみよう。
《カレー味のキャベツが美味い!おウチのホットドッグ
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