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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二十七話
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か」

妹がネコを抱き、ネコを挟んだまま姉が妹を抱く。

「あれ?お姉ちゃんって手長い?」

「私は束より身長があるし胸も小さいからな」

なお姉の身長は178センチでウサギの身長は170である。

加えて言えば姉の胸は比較対象がウサギだから小さく見えるのであって平均値は超過している。

「おやすみなさい。お姉ちゃん、お兄ちゃん」

「ああ、おやすみ、円香」

「おやしゅみぃ……ふぁぁぁ…ふみゅ…」


















翌朝06:30、三人の中で真っ先に目を覚ましたのは姉だった。

「……………」

姉がそっと、ネコの頬をつついた。

「みゅ…………」

いやそうに顔を反らす。

反らした先で、妹と鼻先がふれあう。

ネコが鼻先を擦り付ける。

まるで猫が飼い主に甘えるように。

妹はいっそう強くネコをだきしめる。

「ふふっ…」

姉はその微笑ましい光景を眺め続けていた。



一時間後。

ネコが目を覚ました。

「みゃぅ…」

「起きたか一夏」

「うみゅぅ…おはよ…ねーさん」

姉がネコの額にキスを落とすとネコは頭をくしくしと姉に擦り付けた。

「そう言う行動を取るということはまだ完全に起きてはないようだな」

「みゃう…?」

「もう七時半だ。朝食にしよう」

「わかったー…」

ネコはもぞもぞとベッドから抜け出して、ふよふよと浮遊しながら部屋を出ていった。

「もう狸寝入りはやめていいぞ」

「うん」

パチッと妹が目を開ける。

「というか何故そんなに狸寝入りが上手いんだ」

妹は07:00には既に起きていた。

姉が狸寝入りだと気付いたのは07:15前後だった。

「毎日やってたもん」

姉は妹がおかしな特技を身に付けている事に苦笑した。

「とにかく起きよう」



二人が階下に降りると、ネコがふらふらとしながら朝食を作っていた。

「ふみゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

大口を開けてあくびをしながら目玉焼きを作るネコ。

「あんなお兄ちゃん初めて見た。寝起きはいつもしっかりしてるのに」

「可愛いからいいじゃないか」

「そうだね」

二人はダイニングからネコを眺めていた。

「ねーさーん…。ごはんでき…ふにゃぁぁ…」

サラダ、トースト、目玉焼きなど朝食のプレートがテーブルに並べられる。

「お兄ちゃん」

「どーした、まどか?」

「私今日束お姉ちゃんのお家にとまるんだけど何か準備って必要?」

「…………………………みゃ?」

ここでようやくネコは目を覚ました。


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