機動戦士ガンダム
2138話
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ば、調整不足な状態での機体制御に慣れてしまいかねないし」
「そう? まぁ、アクセルがそう言うのなら、私は別にそれでも構わないけど。じゃあ、私は機体の調整に戻るわね」
レモンはそのまま何やらコンピュータを弄っている技術班の下に向かう。
そんなレモンを見送り、俺は改めてニーズヘッグに視線を向ける。
やがて何となく触ってみたくなり、そのままニーズヘッグに近づき……何気なくだが、機体に触れる。
瞬間、ニーズヘッグが微かにだが動き……
「おわあああああああああっ!」
「え? ちょっ! いきなり何でだよ!?」
「データが吹っ飛んだ!」
格納庫のいたる場所から、そんな悲鳴が聞こえてくる。
……これって、もしかして俺のせいだったりしないよな?
いや、けど……と、そんな風に考えていると、コンピュータで何やら操作をしていたレモンが、笑みを……満面の笑みを浮かべて、こちらに近づいてくる。
だが、騙されてはいけない。これは嬉しくて笑みを浮かべているのではなく、寧ろ頭にきている事の証明でもあった。
「あー……その、なんだ。もしかして今のは俺のせいだったりするのか?」
「それ以外に考えられる?」
「ほら、技術班の面々が妙なトラップでも仕掛けていたとか」
自分で言っておいてなんだが、技術班の連中なら普通にそのくらいはやりそうな気がするんだよな。
しかし……そんな俺の言葉に、レモンは満面の笑みを浮かべたまま扉の方を指さし、出て行くように言うのだった。
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