暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜”空の女神”エイドスの末裔、エステル・ファラ・サウリン・ブライト〜
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ア。何でそこであたしを見るのよ?―――って、そんな事より今はこいつらね。―――――あんた達には言わなくても知っているでしょうけど、あたし達は遊撃士協会よ!大人しく投降しなさい!」

金髪の女性――――遥か昔の異世界ディル=リフィーナのレスペレント地方全土を納めていた女帝にして女神―――”姫神”フェミリンスは静かな表情で呟き、金髪の娘――――セレーネと同じ”パートナードラゴン”という竜族の娘にしてメンフィル帝国から”伯爵”の爵位を授けられたゼムリア大陸全土で数名しか存在しないS級正遊撃士”黄金の百合”ミント・ルーハンス・ブライトは苦笑し、漆黒の髪の青年――――かつて結社”身喰らう蛇”の執行者の一人であったA級正遊撃士”漆黒の牙”ヨシュア・ブライトは呆れた表情で栗色の娘を見つめ、見つめられた栗色の娘―――――”百日戦役”で活躍したリベール王国の英雄―――”剣聖”カシウス・ブライトの娘にしてミント同じくメンフィル帝国から”侯爵”と”ロード”の爵位と称号を授けられたゼムリア大陸史上初のSSランク正遊撃士――――”ブレイサーオブブレイサー”エステル・ファラ・サウリン・ブライトはジト目で反論した後クレア少佐達を睨んで投降を促し

「国際犯罪組織”身喰らう蛇”の残党の疑いがかけられた貴方達には他にもクロスベル帝国で犯した様々な容疑があり、クロスベル帝国政府は貴方達の逮捕の協力を僕達遊撃士協会にも依頼し、遊撃士協会は規約に従い、依頼を請けました。」

「大人しく投降するのならばそれでよし―――――拒否するのならば、”強制執行”をさせてもらいますわ。」

「クロスベル帝国に引き渡しても、罪を許されてクロスベル帝国から解放されるまでの貴方達の身柄の保証は遊撃士協会がするよ!だから、大人しく投降して!」

ヨシュア、フェミリンス、ミントもエステルに続くようにクレア少佐達に説明や投降を促した。



「ふ、ふざけるな!”我等の所属”を知っていながら、我等を”結社の残党”扱いする等全て貴様らクロスベルと遊撃士協会の(はかりごと)だろうが!」

「しかもよりにもよってカシウス・ブライトの関係者達とハーメルの遺児が我等を阻むとは……!」

「まさか我等を阻んだ理由の一つは貴様らのエレボニア帝国入りを拒否した件に対する”報復”か……!」

エステル達の宣言に対して軍人達は怒り心頭の様子で反論し

「そんな訳ないでしょう?あたし達のエレボニア帝国入りを拒否した件に関してはあんた達には色々と言いたい事はあるけど、それと今回の件は別問題よ。」

「皆さん、落ち着いてください!――――お初にお目にかかります、ファラ・サウリン卿。私はクレア・リーヴェルト少佐。エレボニア帝国軍鉄道憲兵隊に所属しています。彼らが結社”身喰らう蛇”の残党でない事は私が保
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ