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少年は魔人になるようです
第119話 魔人は到達するようです
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那装備。"剣聖(アルデヒャルト)憑依"

来い『物干し竿』『レーヴァンティン』奥義連携―――!!」


上半身だけの浮遊する人型に、永遠神剣を統べ、超える剣を二振り装備させ、あらゆる剣の

奥義を継承させた十三騎士に操作を委譲し、それぞれ速度・威力・効果・理論上で最強の

四技を同時に放つ。


「"天翔龍閃"・"千変万化・百花繚乱"!!」『"黄龍剣"・"アバンストラッシュ"!!』
ボボボボッ!!

太刀で放たれた人に見える程度の神速は、長刀で放った事で全てを巻き込む神速となり、

神の炎は剣となり世界を焼き滅ぼす一振りを百度重ね、『最強の剣技』は天を貫き、勇者の

必殺は地を裂く一撃となり、四つの巨大な剣閃は重なり、回転しながらネギに襲い掛かる。


「く、『絶対防護(クラティステー・アイギス)』!っ、うぁあああ!!!」


瞬間発動型としては最硬の防御で俺の二撃(102回攻撃だが)を防ぐが、アルデヒャルトの方の

攻撃は完全に防げず地面を転がる。


「ふむ、アルデヒャルトのだけ一応当たったな。汎用最強防御程度で防げる筈無いんだが、

方向性は分かった。」

『あれで当たったとする評価は、剣聖としては屈辱の極みなのですが……。』

「あんな紙切れ防御に防ぎ切られた俺の気持ちも察してくれ。」


当惑する剣聖を諌め、他の十三騎士用の素体――これが超の素体の元となるのかそのものかは

分からないが、構造を真似て創った物だ――を呼び出し憑依させ、Aランクの宝具の中から

適当に武器を装備させる。


「これだけ用意すればいくら何でも二、三発は当たるだろう?」

「ぐ……っ。"ラステル・マスキル・マギステル!!"」
ギュァッ!
『『『『『『神をも貫く我らが一撃!!!!』』』』』』
ドンッッッッッッッ!!!

暫時とは言え籠められた魔力量・出力は数倍、装備性能は比べるべくもない差。

彼我の実力差を理解出来ない訳じゃないだろうに、それでもなけなしの魔力で、信じて来た

魔法を撃とうとしている。

普通ならば相対しただけで諦めるだろう。その証拠に、仲間はネギを見て必死に叫んでいる。

だが、この場で動ける者は―――

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

Side ―――

あたまのなかがまざっている わたしだったものとわたしで

どっちがわたしなのか わからないけれど


「ぐ……っ。"ラステル・マスキル・マギステル!!"」


めのまえで しんじゃいそうなやつがいる

もう だれにもしんでほしくない シューマと ガトウみたいに

だけど ふたりはいきてる


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