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仮面ライダーエグゼイド バグ技 仮面ライダープロット
第10話「それぞれのpray」
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らな。ファンサービスみたいなものだ。」
「あっそ。じゃあさ、ファンサービスの一環で、このパッケージにサイン頂戴。」
ニコはデッドリィトゥルースをプロットに渡す。
「何のつもりだ?」
「あんたのゲーム、結構シナリオもゲームシステムも凝っていて楽しかったから、ファンになったの。まさか命を狙われるなんて思っていなかったけど。」
「でもどうしてデッドリィトゥルースなんだ?初めて出したジョーカーズストライクや現在新作のパーフェクトスナイパーなら解るが。」
「あんた達、デッドリィトゥルースのゲームエリアを隠れ処にしていたでしょ?だから。」
「何でそう思うんだ?」
「だって、今まで作っているゲームで基地に出来そうな場所ってこれしかないし。」
「よく解ったな、天才ゲーマーN。これは俺達のゲームで楽しんでくれているサービスだ。」
プロットはサインを書いてニコに返す。
「ありがと。あんた達のこと、あいつらに黙っといてあげる。」
ニコは走りながら出て行った。
「…さて、ダーティネスはあいつらでは倒せない。仕方がない。ライダークロニクルを終わらせることが出来なかったが、最終段階に入るしかないか…」
プロットはダーティネスリバースを見ながら呟いた。

その頃、幻夢コーポレーションの社長室では、正宗がプロトガシャットを眺めていた。
「ライダークロニクルの流れは順調だな。だが、彼らの力を甘く見ない方がいい。それならば、彼を私の右腕に付ける以外ないか。」
正宗はプロトタドルクエストを見ながら言う。
「黎斗…いや、あれはもう私の息子ではない。あれは死を司るゲーム、デンジャラスゾンビだ。そうでなければ桜子を殺すような真似はしない。」
正宗はガシャットをしまう。
「この中にはタドルファンタジーの恋人、バンバンシューティングの友人、そして爆走バイク。彼の力も、いずれ必要になるか…彼らの運命は私の手でジャッジする。」
正宗はプロト爆走バイクを握りしめる。
「安心してほしい、桜子。君を苦しめる事も悲しませることも私はしない。私が生きている限り。絶対に。」
正宗はプロトドレミファビートを撫でながら呟いた。

時を同じく飛彩と大我はプロットのことで話していた。
「あのバグスターのウイルスはお前のお得意の切除では倒せない。」
「だが、お前の攻撃では致命傷を与えられない。」
「そうなれば、答えは一つだな。」
「チーム医療か。だがどうやって!俺達のガシャットのデータを纏める手段は無い。」
「だからあいつが頑張っているんだろう。デンジャラスフロンティアのバグスターをぶっ潰す為にドラゴナイトハンターZのガシャットにデータをインストールしているんだ。待つしかないだろう。」
飛彩と大我は別れる。

数時間が経ちデンジャラスフロンティアのデータ搭載が完了
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