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デート・ア・ライブ〜崇宮暁夜の物語〜
再び
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屋上で昼食タイムに耽っていた。

今日の昼食のメニューは、折紙お手製の愛情たっぷりの弁当だ。敷き詰められた白米の上に、ふりかけでハートが描かれている。 おかずは、昨日の唐揚げと厚焼き玉子。サラダと少量のパスタ。それと、温めたまま持参できる味噌汁の入った水筒に、ペットボトルのお茶。

「もぐもぐ」

白米を口にかきこむ暁夜。 その向かいに座って、上品にお弁当のおかずを食べる折紙。 二人の関係を知らない者からすれば、イケメン美女のカップルに見られるだろう。だが、付き合っているわけではない。それもあり、周囲からは羨ましがられたり妬まれたりするが、虐めやハブられるといった陰湿な愚行にあったことは無い。

「そうえば、一限終わった頃に士道連れてどこ行ってたんだ?」

「・・・嫉妬?」

「ではなくて、ただ純粋に何してたか聞きたいだけだ」

ジト目を折紙に向けて言う。

「そういうことにしておく。五河士道には、昨日の事を誰にも話してないかを確認しただけ」

「・・・さいですか。 で? 士道の答えは?」

「・・・言っていないと、答えた」

「あ、そう」

暁夜は予想していた通りの答えに素っ気なく答え、弁当の白米とおかずを平らげる。そして、カチャカチャと弁当箱を片付ける。

(話したんだろうな。 あの船で)

《フラクシナス》と五河琴里の事を知らない折紙には分からないことだが、暁夜には分かる。恐らく、士道が言わなくても、琴里が彼に教えているだろう。『AST』の事も『精霊』の事も一般人は知らない極秘情報を。

「んじゃ、教室戻るか、折紙」

「ええ、分かった」

折紙は空の弁当箱を片付け、風呂敷で包み終える。 そして、風呂敷を手に、暁夜と共に屋上を出た。

教室へと向かう際中、窓の空いた教室で昼食を摂る女生徒達や、トイレ帰りの女生徒、廊下で談笑する男子生徒達から、各々好意や妬みの視線を、暁夜と折紙に向ける。

(うへぇ。 俺、こういう妬みや好意の視線って嫌いなんだよなぁ)

当の本人は、うんざりした表情で歩くスピードをあげる。 やがて、二年四組の教室に辿り着き、扉を開ける。中に入ると、士道と殿町が昼食を摂っているのを視界に捉えた。暁夜は軽く手を振り、自身の椅子に腰を下ろす。そして、五限目の準備をし、懐から携帯を取り出し、弄り始める。

「ふーん、なるほどねぇ」

ネットニュースを流し読みしながら、時折、相槌を打ちながら、操作する。ピタリと、とある記事の部分で指が止まった。

その記事は何ら変哲もないただの事故現場の写真が載ったものだ。 ただ、その写真の奥側に見覚えのある少女の後ろ姿が写っていたのだ。

後頭部で括った青髪の少女、崇宮真那の後ろ姿が。

「・・・生きてたのか
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