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混沌の魔術師と天空の巫女
第8章 日常編
滅竜魔導士VS氷竜 前編
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?」

ウェンディが気になってそう言ってきた。

「俺もこれにやられた!!!この吹雪、ただの吹雪じゃない!!!!
 俺の感知がまるっきり反応がない!!!!」

「つまり?」

「奴等が今どこから出てくるがわからないって事だよ!!!!」

俺は大声でそう言った。
俺1人の時もこれにはやられてしまった。
いつもなら、隠れていても敵を感知はできるのだが、
奴等の吹雪が特別で、それができなくなっている。


ゴオオオオオオッ!!!!


「吹雪が強くなってきやがった・・・!!!」

「クソ!!!アイツ等の匂いがぜんぜんしねえっ!!!!」

ガジルさんとナツさんがそう言う。

「ん!そこかーーーーーーーーっ!!!!」

ナツさんが気配に気づき、殴りに行ってしまう。

「待ってナツさん!!!それは罠の可能性が・・・!!!!」

俺はそう言うがすでに遅かった。

「ざんねーーーーーーーーーーん!!!!僕だけだよ!!!!
 そらそらぁぁっ!!!!」

1頭の頭だけだった。奴は大量の氷柱を放った。


ズザン!!ズザン!!ズザン!!ズザン!!


「ごはああっ!!!」

ナツさんはその氷柱に直撃してしまった。

「ナツさん!!!」

「闇分身!!!」

ウェンディはナツさんの名を呼び、俺は急いで、闇分身を出して助け出す事にした。

「首が右にあるって事は・・・・・・」

「身体はあっちか!!!!」

「雷竜の・・・」

「鉄竜の・・・」

「「咆哮!!!!」」

ラクサスさんとガジルさんはそう言い、ブレスを放つ。

「はぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

すると向こうから、氷の破片や氷柱を含んだブレスがきて、
2人のブレスを相殺した。

「チッ!」

「クソ!!!」

「俺を忘れるなよぉぉぉぉぉっ!!!!」

「「!!?」」

横からもう1頭の頭が鋭い氷を顔全体に纏い、2人に襲い掛かった。


ズバドォン!!!!


「ごはぁぁっ!!」

「がはぁっ!!!」

2人はその攻撃を受けてしまった。

「へっへ〜んだっ。」

「弱すぎるわ!!!!」

「所詮は人間だ。」

奴等はそう言い、また吹雪の中に姿を隠した。

「やろぉーーーーーっ!!!!」

「どこに消えた!!!!」

ナツさんとガジルさんが奴等を探すが、見つかる訳がない。

「2人共、僕としては先にこの吹雪をどうにかしたいと思うんだけど。」

そう言ったのはシャンディーだった。

「とは言っても・・・」

「どうやってだ?簡単には消せんぞ、この吹雪。」

「う〜〜〜ん・・・。」

中々解決策が見つからない
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