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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第45話
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して自分の女にするくらい、かる〜く実現するだろうな!だぁっはっはっはっ!」

「ハアッ!?そんな事があったのかよ!?こっのリア充皇帝が……っ!何で俺と同じ声で綺麗なお姉さんが大好きでナンパ野郎な所も同じなのに、こんなにも差があるんだよ!?」

「ハハ、期待をしている所悪いがユーディとの約束があるのだからキュア嬢を積極的に口説くつもりはないぞ。それよりも、どうやら第Uの教官として充実した日々を送っているようだな。」

我に返ったトワは顔を真っ赤にして慌て、豪快に笑ったランドロスの話を聞いて驚いたランディは悔しそうな表情でヴァイスを睨み、ヴァイスは苦笑しながら答えた後ランディを見つめた。



「ったく、そこの滅茶苦茶なオッサンとそのオッサンの”お目付け役”を押し付けたアンタ達のせいでほとんど強制のようなもんだがな。それで、俺かそこのオッサンに何か用でも?」

「いや、用があるのはリィンとセレーネの方だ。」

「え………」

「わたくし達ですか?」

ランディの問いかけに答えたヴァイスの意外な答えを聞いたリィンは呆け、セレーネは不思議そうな表情で首を傾げた。するとその場にアルが現れた。

「この上の36――――VIPフロアに案内させる。晩餐会までの僅かな時間だがゲストと話せる機会を作った。新Z組とティータにレン皇女、それとエリゼ嬢とアルフィン夫人を連れて挨拶をしてくるといい。」

その後リィン達はヴァイスの提案を受け、ユウナ達を呼び寄せてアルと共に36FのVIP達がいるフロアに到着した。



〜36F〜



「こちらが36F・VIPフロアにになります。手前から二つ目の部屋にレーグニッツ帝都知事が。奥の部屋にリーゼロッテ皇女殿下とオリヴァルト皇子殿下が。その向かいの二つ目の部屋にユーディット皇妃とキュア嬢、そしてイリーナ会長が。その奥の部屋にエフラム皇子殿下とエイリーク皇女殿下、サフィナ元帥とセシリア将軍がそれぞれお待ちになっています。入室の際は部屋の前の警備の者達に声をかけてください。」

「了解しました。」

「お疲れ様です。」

「あの………アル先輩。エリィ先輩やメサイア皇女様はユーディット皇妃様達と一緒の部屋にいないのですか……?さっきの紹介の時にもいなかったのが気になっていたのですが……」

アルの説明を聞いたリィンは頷き、セレーネが労いの言葉をアルにかけるとユウナがアルに訊ねた。

「お二人は多忙の為、残念ながら皆さんとお会いする時間を作れなかったのですが………ヴァイスが後で貴女と二人―――特にエリィとは必ず話せる時間は作ると言っていましたから、晩餐会までにはエリィと話せる機会があると思いますよ。」

「そ、そうだったんですか!?あの女好きエロ皇帝も結構良い所
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