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ロボスの娘で行ってみよう!
第53話 皇帝とグリンメルスハウゼン
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国軍三長官は直ぐさま会議を行った。

「叛徒共の新兵器とは?」
「情報部の報告では、新型砲艦だそうだが」
「その程度で驚くほどでは無いのでは?」

「搭載兵器が問題なのだ」
シュタイホフ元帥の言葉にミュッケンベルガー元帥が質問をする。
「いったいどんな兵器なのだ?」

「何でも、一発でイゼルローン要塞クラスを撃破できる兵器だそうだが」
「なんと、そのような兵器が出来るとは思えんが」
「プラズマシューターとか言う兵器で、高圧高密度のプラズマを発射する兵器だそうだ」

「科学技術総監部はどう言っている?」
「新たに総監部に配属された者達は未だに活動できていないからな」
「うむ、最悪の方を考えねばならんのか」

「本当だったら目もあてられん」
「それで、敵の動向は?」
「そのプラズマシューター、ヘカトンケイルとか言うらしいが、超大型なのでヴァンフリート星系で組み立てた後で進撃するらしい」

「由々しき事だ、それでイゼルローン要塞に偵察を命じたのだが、敵一個艦隊がヴァンフリート星系に駐屯していて駐留艦隊だけでは偵察も出来ん」
「そこまで行くと、本当のようだな」

「此処で、イゼルローン要塞を失う訳にはいかない、艦隊はどの程度出せるのかな?」
エーレンベルグ元帥の言葉に苦虫を噛みつぶした様な顔のミッケンベルガー元帥が話し出す。
「今の状態だと10個艦隊+地方隊ぐらいしかだせんな」

「しかし、カストロプ公を筆頭にサイオキシン麻薬やその他の汚職で自領へ引きこもった貴族も多いからな、オーディンを空にする事も出来ないだろう」

「そうなると、敵の量次第だな、最大でも6個艦隊が最大だな」
「うむ、それしか有るまい」
「しかし、E・Wか帝国を愚弄しおって、八つ裂きにしてもあきたらん!」

「情報部には叛徒共の情報を益々収集するようにお願いしたい」
「判った」

こうして、益々、帝国軍はヴァンフリート星系という蟻地獄へ引きずり込まれるのであった。



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益々帝国の人材が消えていきます。

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