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転生とらぶる
ペルソナ3
2057話
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 個人的には寿司にも十分に満足してたんだけどな。
 実際、本職で腕利きの寿司職人を呼んでくれた前回のパーティはかなり満足だったんだけどな。
 いや、この料理が不味いって訳じゃないし、十分に美味いんだが。
 用意された料理も、特に気取っているようなものじゃなくて、気軽に食べられるような料理が多いし。
 ……かなり大きな身の詰まっているエビフライとか、それこそあるだけ食ってしまいたくなるくらいだった。
 ウスターソース以外にタルタルソースも用意されており、特にタルタルソースは自家製なのか、かなりの美味さを持つ。
 他にも色々と洋風の料理が用意されており、桐条グループで雇われている料理人の腕がどれ程のものなのか……これ以上ない程に満足出来る味だった。

「アクセル、これも美味しいわよ」

 ゆかりがそう言ったのは、鶏肉に各種野菜を巻いて焼いた料理。
 鶏肉のロール巻き……とでも呼ぶのか?
 それに甘酸っぱいソースが掛かっている。
 イチゴとかのベリー系をソースにしたんだろう。
 ソースの甘酸っぱさと、どういう調理法で作ったのかは分からないが、冷めても柔らかい肉の食感、それと中に入っている野菜の甘みと食感。
 それらが口の中で混ざり、非常に美味い。

「ね、ねぇ。湊君。その……これ、私が作ってみたんだけど、食べてみてくれる? 荒垣さんに教えて貰いながら作ったから、前みたいな事にはならないと思うんだけど」
「風花が作ってくれた料理なら、僕は歓迎だよ」

 そんな会話を交わしている有里と山岸。
 昨日この寮に戻ってきたアイギスも、そんな2人の側であれこれと世話をしている。
 あの2人と1機……いや、3人か? ともあれ、それなりに仲良くやっていけそうで何よりだ。

「ほら、チドリ。こっちのグラタンとかも美味いぞ」
「ん。順平がそう言うなら」

 順平とチドリの2人も、何だかんだと雰囲気を作ってるな。

「おい、アキ。言っておくが、この料理にプロテインを掛けるなんて真似をしたら……どうなるか、分かってるな?」
「わ、分かってるよ。俺だって別に毎回プロテインを使ってる訳じゃねえ」

 料理が趣味なだけに、武治の用意した料理を味わいつつも、どうやって作ったのかといったレシピを想像する荒垣が、普段の行動によって真田がこの料理にプロテインを掛けたりしないかと怪しんだり。

「コロマルも、僕達と同じ料理を食べられればいいのにね。ペルソナの能力で僕達と同じ料理を食べても塩分が問題ないとか、そういう風に出来ないのかな?」
「わふぅ……」

 コロマルの食べている料理を見ながら、天田が残念そうに言い……

「美鶴、お前の選んだ道は、まさに茨の道と言ってもいい。特にシャドウミラーで活動しつつ、お前が前に言ってい
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