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ハルケギニアの電気工事
第24話:不思議解明!そして大きなお友達!?
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ば『サラマンディア』と付けさせて頂きたいと思います。」

[『サラマンディア』か。良い響きだ。これからもし我に話したい事があれば、その名で呼ぶが良い。どこにいてもおまえの前に現れよう。]

「その様な事、宜しいのですか?」

[良い。その名、気に入った。我が僕達の事可愛がってくれ。それではまたな。]

 そう言って、火の上級精霊は南の空に飛んでいきました。
 もしかして、これって火の上級精霊もお友達になったという事でしょうか?
 今まで黙っていたアルメリアさんが溜息をついて言いました。

「アルバートと一緒にいると、何が起きるか解らないな。退屈しないのだが、命がいくらあっても足らないような気がするのは気のせいか?火の上級精霊が出てくるとは思いもしなかったが、その上、名前まで付けてしまうとは。おまえには怖いものがないのか?」

「怖いもの位有りますよ。それに名前を付けたって言いますが、どんな名を付けるかと聞かれたので答えただけです。まさかそのまま呼ぶ事になるなんて考えもしませんでした。」

「まあ、これは言っても仕方のない事だったな。それより問題なのは、あの上級精霊が言っていた事だ。こちらにいる間ならたいして問題もないが、アルバートが家に帰ってから他の上級精霊が屋敷の方に行ったりしたらどうなると思う?」

「言わないで下さい。考えるだけで頭が痛くなりますから。胃も痛くなるし、この年で頭痛持ちの胃潰瘍持ちなんて勘弁して下さいよ。
 多分、屋敷の方ならみんな驚くでしょうが、たいして問題にはならないでしょう。後は皇城なんかに行っている時に来ないでくれれば良いのですが、相手が相手ですからこっちの都合なんて考えてくれないでしょうし、考えてもどうしようもないのでしょうね。」

「違いない。言わば天災のようなものだな。いくら備えても被害は出るものさ。さて、もう寝るか。」

 そうですね。すっかり疲れてしまったので、大人しく寝る事にしましょう。『ヴァルファーレ』と廻りの精霊さん達にもお休みなさいの挨拶をして、アルメリアさんと小屋の中に入りました。今日一日で色々な事がありすぎたので、眠れるかどうか心配でしたが、疲れの方が勝ったようで、横になってすぐに寝てしまいました。

 お休みなさい。
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