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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
226 6年目の夏休み
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特にロンからの反応で得心がいった。……これはきっと、云うところの原作イベント≠ネのだろう。

「どんな内容なのかしら、私達が知らないような呪文でも教えてくれるのかしら?」

「ダンブルドア校長特製の独自呪文(オリジナル・スペル)だったりしてな──それかヴォルデモートへの対抗策って可能性もあるか…」

「あり得そうね」

「確かに」

つい、ハーマイオニーの言葉に追従してしまう。それだけロンの言葉にはそこはかとない真実味があった。

「まぁ、ダンブルドア校長先生の個人授業≠焜zグワーツに行けば判る話だよ」

「まぁ、目下の問題は…」

一旦そう区切りを着け、ロン会話を締めようとすると、それを見越していたかのようにドアの向こうからウィーズリーおばさんからとある通達がなされる。……それはボク達──特にハーマイオニーが気になっていた事であった。

――「三人とも下に降りてらっしゃい! ふ・く・ろ・う≠フ結果が来たわよ!」

「……目下の問題はふ・く・ろ・う≠フ結果だよな──っていった時にこれだよ」

ボクとハーマイオニーは、そうぶっきらぼう語るロンに対して苦笑しながら一階に降りていった。ハーマイオニーは落第したら≠ニ気を揉んでいたがそれは杞憂だった様で──ボク、ロン、ハーマイオニーの成績はオールO:大いによろしい≠ニ云う空前絶後の成績を叩き出したのであった。

SIDE END
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