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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と職場体験編
NO.034 合同職場体験・一日目
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む。大体今のお主のワン・フォー・オールの練度は確認できた。力任せに振るっていない事はわかったし、頭の回転もよい。これなら俺もいい感じに鍛えられそうだ」
「あ、ありがとうございます!」
「よし。ではさっそく次の場所へと向かうとするか。時間は有限だ。移動だけで一日が終わるのはお主とて本意ではあるまい?」
「ワイルドワイルドプッシーキャッツのところに向かうんですね?」
「うむ。珍しく虎の奴から連絡があり、共同でお主を鍛えることになったからのう。俺も鍛えることに関しては相当の物だと自覚はしているが、奴らは鍛えることに関してはかなり上手だからな。覚悟をしておけよ?」
「はい! 頑張ります」
「うむ。正直でよろしい。オールマイトもいい弟子を取ったものだな」

それから出久は着いたばかりだったが、すぐにグラントリノと一緒にまた電車に乗って、様々な移動手段を用いて結構な山や森林が豊富にある地帯へとやってきた。

「ここは……?」
「ここはあいつらの所有している土地でな。奴らの同伴があれば個性使用も可能な場所だ。ほら、もう少しで到着するから挨拶の準備でもしておきなさい」
「わかりました」

そして山道を歩く事1時間から二時間ほど、空はもう夕焼けが差してきていた。
そこにはポツンと一軒の宿らしき建物が立っていた。
そこには四人と一人小さい男の子が待ち構えていた。

「よぉ、皆の衆。元気にしとるか?」
「はい。グラントリノも相変わらず元気そうで何よりです」

グラントリノが四人に言葉を掛けると一人図体の大きい方……虎が前に出てきて挨拶をする。
そんな光景に、出久は内心の喜びを隠せそうにない感じで、

「あ、あの! 僕は緑谷出久です! 皆さんの事は常々伺っています! 山岳救助で活躍しているエキスパート集団という!」
「うむ。いい挨拶だな。では我らもいくか」

虎の言葉に他の三人も頷いて、

「それじゃいこっか! あちきら四身一体!」
「煌めく眼でロックオン!!」
「猫の手手助けやって来る!!」
「どこからともなくやって来る……」
「キュートにキャットにスティンガー!!」
「ワイルドワイルドプッシーキャッツ!! フルver.!!」

その名乗りに出久はとても嬉しそうに笑顔を浮かべて「見ることが出来て尊敬の極みです!!」と叫んでいた。
そんな出久に四人の中で一番落ち着いていそうな女性、ヒーロー名『マンダレイ』が話しかけてきた。

「私はマンダレイよ。ようこそ緑谷出久さん。あなたの事は雄英体育祭で見させてもらったわ。歓迎するわよ」
「はい! よろしくお願いします!」
「マンダレイ! 抜け駆けはずるいぞ! 私は『ピクシー・ボブ』よ!」
「あちきは『ラグドール』だよ!」
「我は『虎』だ…………よろしく頼む」
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