暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と職場体験編
NO.032 ヒーローネーム考案
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
がら次に相澤の話す次の言葉を待っていた。

「今日のヒーロー情報学は……『コードネーム』ヒーロー名の考案だ」
「「「胸膨らむやつきたぁぁぁぁぁ!!」」」

それによってまたしても賑やかになる教室。
だが、その騒ぎは相澤の睨みで一瞬で冷めて静かになる。
だが、ヒーロー名。
それはヒーローとして活躍するためには必須な項目。
いい加減な名前を付けてしまったら生涯その名で呼ばれ続けることになるから大事な事である。
相澤が話す。
プロヒーローからのドラフト指名の事に関して。
今回はまだ興味だけであるが将来的には使えないと判断されれば切られる事もあるという。
「大人は勝手だ」と峰田が思わず愚痴るが、それは世の常識なのだから仕方がないのである。

「ま、そんな感じでこの間に話したプロからの指名の集計が……これだ」

電子黒板にそれが表示される。
一位はなんと圧倒的な差を付けて出久が1位に躍り出ていて、2位に轟、3位に爆豪とそれぞれ名前の隣にドラフト指名の数が表示される。
当然、そんな結果に出久は驚愕の顔をして、

「ぼ、僕がドラフト指名1位!?」
「ああ。優勝はならなかったものの緑谷の評価は1番だった。主に救助関係のヒーローの指名が多かったな」
「確かに……緑谷の個性って攻撃方面だけじゃなくて災害救助に役立つ能力が多いもんなー」
「そだねー」

と、切島と芦戸が話す。
出久は期待し過ぎでは?という感想を持った。
それでも結果がそれを物語っているのは覆せない事実である。

「まぁ各自で思うことはあるだろうが、それも踏まえて全員にはこれから職場体験をしてもらう。USJでもうすでに味わったと思うが、改めてヒーローとしてどうやるのかを学べるいい機会だ」
「そのためのヒーロー名なんですね!」
「ああ。だから慎重に決めろよ」
「そうよ! 適当に決めると地獄を見るわ!」

そこにミッドナイトが教室に入ってくる。
それから始まるミッドナイトのヒーロー名に関しての説明。
それを出久は聞きながらも内心で焦っていた。

「(そういえば、全然考えてなかった!? この一年、ずっと修行だけをしていた感じだから今の僕に見合った名前とか名前とか……なんだろう?)」

そんな出久の心の気持ちなど知ったものかと進行していく考案時間。
発表タイムになっても出久はなかなか思い浮かべられていなかった。
他のみんなが発表していく中で、

「スムーズに進んでいるのはいい事だわ。あと残っているのは再考の爆豪君と飯田君に緑谷さんね」

ミッドナイトの言葉に飯田は果たして自分がもう戦えない兄に託されたインゲニウムを名乗ってもいいのかという葛藤のすえに出した結論は、

「飯田君も自分の名前を使うのね。いいのかしら……?」
「は
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ