暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
7:毒を持つ生き物は、何故か気持ち悪い外見が多い。
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
も出来なかったそうだ。
年寄りの冷や水も大概にして欲しい。

さて……
辿り着いたは結構広めの毒沼地。
その中央にポッカリ島があり、そこに陣取るかの様にデカいドロルが存在する。

アイツを倒せば毒治療に役立つ何かを落とすのだろう。
まぁデカいとは言え所詮はドロル。
ドラゴンの杖を持った俺の敵ではないだろう。

ちゃっちゃっと行ってサクッと倒してビュンっと帰ってムニュっとエルの乳を揉もう。
ステキな未来を思い描いてデカドロルに近付く……と、気が付く。
毒沼に入らないと近づけないじゃん!

え、嫌だよ……毒沼に入るの絶対嫌だよ!
だって痛いんだもん。
どうしよう……バギでもあれば遠距離からチリチリ攻撃するんだけどなぁ……

「んだよルビス。アイツ使えねーどころか邪魔してるじゃん」
人生が理不尽になる要因を作った女に悪態を吐いてると……
『何ですかいきなり。私が何をしたと言うのですか!』
と聞いてたらしく反論をしてきた……生意気にも。

「してんじゃん! 僕から魔法を取り上げた。お陰であのドロルを如何やって倒そうか困ってる」
『べ、べ、べ、別に、と、と、と、取り上げたわけじゃぁ、あ、あ、あ、ありしぇせん』
な、何この動揺のしかた。マジで魔法を取り上げたの?

もしかして俺がアレフガルド復興した勢いのまま征服しちゃうかもしれないと思って、ちょっとでも力を削いでおいたワケ!?
やべぇ……どんだけ器が小さいんだよ、この女神!

そう考えるとヒゲメガネは器だけは大きかったな。
それに引き換え……この貧乳女神は乳だけじゃなく器まで極小だった。
つーか要らねーよこんな世界。

「………………」
呆れて物が言えず、ただ黙って空を見詰める俺。
『あ、あの……』
沈黙に堪えられず貧乳女神から話しかけてくる。

「なに?」
もう多くを喋るのが面倒臭く、一言で返す。
『リュ、リュカはビルダーなんですからぁ……遠距離攻撃とか言わないで、敵の下まで橋を築けば良いんじゃないですかぁ?』

「あぁ……橋……」
ブリッコがムカつく。
だけど喋るのが億劫で、俺は無言で周囲の土地を掻き集める。

その間も『ほ、本当に……魔力を取り上げたんじゃないですからね。そ、そう言う仕様なんです。死者を蘇らすのって!』と言い訳ぶっこいてる器の小さい女神。
より怪しさが際立つ。

「うるせぇ。乳より器が小さい事が解ったから黙ってろ」
俺は静かにルビスを黙らせると、集めた土で毒沼地の島まで足場をかけ始める。
『ち、違うぅぅ……』
流石のルビスも俺に釘を刺され、力無く呟いて黙る。

静かになった所で俺は足下の毒沼を土で埋め始める。
あのデカドロルを倒す為だけの橋だから、豪華にする必要もないし、広々作る必要も
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ